蒸 気 機 関 車   S L
                    S t e a m  -  L o c o m o t i v e
 
    構 造  と  内 外 装     大きな 図解 は D 型 で

 銘 板 車輌独自 の 番号
     通常 黒地 に 金文字     
     赤地 に 金文字 も       大きさ も まちまち ?

   黒 = 不完全燃焼 の スス / フル稼働時 に 力 を 発揮 ・ 白 = 完全燃焼 の 蒸気
   懐かし の 音色 ドラフト ( シュッ シュッ ) ドレーン ( シュー ) フランジ ( キー キー ) 汽笛 ( ボー )

 
 
  ラ ン ボ ー ド 車体上 の 作業路   空気圧縮機 反対側 に 給水ポンプ   給水温め器
  動 輪 C 型 第一 〜 第三 内 第二 は 主動輪 ・ D 型 第一 〜 第四 内 第三 が 主動輪
  連結器 / カブラー    ドーム 内部 に 砂箱 と 蒸気溜    運転台 / キャブ 運転室
  逆転棒 / リバースアーム 運転台 の 逆転機 へ - バルブ 開度 = 変速 から 前後進切り替え
  テンダー / 炭水車 燃料 ( 石炭 + 水 ) の 運搬車両 仕切り を 挟んで上 に 石炭 ・ 下 に 水
   が 基本 だが C 62 等 後期 の 自動給炭装置 / ストーカー 付き 車 は 前部下 にも 石炭
  フランジ 動輪 の 内側 の 張り出し で 高速コーナー での 脱線 を 予防 - キーキー と 甲高い 音
   / ブレーキ 車輌毎 に 単弁 が 設けられ ・ 全車輌 への 総起動用 に 他弁 を 併設
  クランク 車輪 と 動力系 の 接続 で 回転 する 軸受 に 現在 は ボール・ベアリング を 使用 する が
   当時 は 各部 に 油壷 を 設置 し 潤滑油 を 随時 散布 する 形 で 過激 な 摩擦 に 対応

 除煙板 じょえんばん / デフレクター  デフ   通常タイプ 1 や 2 〜 変形タイプ 3 ・ 4
  前方 から の 空気 を 上 へ 抜き 運転台 や 客車 の 窓 から 入る 煙 を 減少 させる ・ 各国鉄工場製
 
 
 
 変形デフ / 切取り除煙板 九州 〜 西日本 で 流行  トンネル の 量 にも 左右
   門鉄デフ / も ん て つ  福岡県 小倉工場 ( 小工式 )  門司鉄道管理局 で 使用
   後工デフ / ご こ う  鳥取県 後藤工場
   鹿工 ( 式 ) デフ 鹿児島工場  長工 ( 式 ) デフ 長野工場

 集煙装置 北陸本線 の 敦賀機関区 で 製造 し 急勾配 で トンネル の 多い 各地 へ 普及
    煙突上部 に 設置 し トンネル 等 で 排気 を 後方 へ 変える 事 で 車室内 への 煙 の 侵入 を 防ぐ
   @ 通常 は 後ろ を 閉め 煙突 真上 から 排気   A トンネル では 上 を 閉め 後方 へ
 
 

 機種 による 給水温め器 の 位置
  C 型 は 前面下部 に 横置き ・ D 型 は 煙突前 に 横置き = 線路 と 直交
     半流型 / ナメクジ : 煙突 と 通常ドーム 間 に ケーシング を 設け 縦置き
       全流型 / おおナメクジ : 煙突 から 運転台 を ケーシング で 繋げ 縦置き
 
  
 
   給水温め器 ボイラー へ 送る 水 を ボイラー内 の 熱循環 を 妨げず 煙室 の 排熱 で 予備加熱
    有効 に 熱 を 吸収 させる 為 煙突 から 排気 される 熱 を その 外縁 で 吸収 / 水 が 冷たい と -
     ボイラー内 の 温度 が 下がり 出力 が 維持 出来ず 低下 し 温度差 から 各部 への 負担 が 増え 劣化 も 早い

 バランス ・ ウェート クランク や 連結棒 の 重さ から 各動輪 の ウエート の 大きさ が 違い
  主動輪 が 最大 で 色 も 車輪同色 の 黒 や 灰色
 
 

 動力系統  水 を 体積 1600 倍 の 水蒸気 として 利用
  煙室 えんしつ ボイラー から の 煙 や 動力部 から の 残蒸気 を 煙突 へ 集約
  過熱管寄せ かねつかんよせ 集められた 蒸気 を 更 に 高温化 し 湿度 を 飛ばす
  砂箱 空転時 に 線路 に 撒く - 急坂 や 牽引車輌増 ・ 多積載
  蒸気溜 じょうきだまり 蒸気 を 溜め 集める  加減弁 ピストン への 蒸気量 を 調節 - 加速 ・ 減速
  安全弁 余分 な 蒸気 を 開放 - 蒸気圧 で ボイラー が 爆発
  ボイラー 水 に 熱風 を 与え 蒸気 を 発生  燃焼室 空気 を 熱し 燃焼ガス / 熱風 は 各煙管 へ
  火室 かしつ 火床 で 石炭 に 火 が つき 燃える  火口 ひぐち 運転台 から の 投炭口
 
 
 
  クロスヘッド ピストン の 前後運動 を 整え 回転運動 に 変換
  ドレーン / ドレイン @ 停車時 には 停車 している 為 温度 の 高い 蒸気 が 送られて 来ない
   A 寒い季節 や 早朝 は 蒸気 が 冷える ・・・ 等 で 蒸気 が 水 となり シリンダー内 に 溜まり
    シリンダー が 水圧 で 破裂 してしまう 為 蒸気 を 使って 排出 = ドレーン を 切る
  ドラフト / ブラスト 蒸気 を 吹き出させ ボイラー内部 の 空気動 を 加速 させる 時 の 音
 
 
 
 動力システム   エンジン部 
  内燃機関 / 自動車  エネルギー 供給源 が シリンダー内  シリンダー内 で 燃料 を 燃焼 させ ピストン作動
  外燃機関 / 蒸気機関 蒸気機関車  エネルギー の 供給源 が シリンダー外 の ボイラー
 
 一対 2枚 の @ スライドバルブ と 1枚 の A ピストン は 連動
  ボイラー から の 蒸気 は 蒸気室 を 通り シリンダー へ 導かれ ピストンロッド に 取り付けられた
   A ピストン が 押され 前後 に 移動 する 時 同時 に 蒸気室内 弁心棒 に 取り付けられた
    @ スライドバルブ / 弁 も 蒸気 に 押され 同じ 方向 へ 移動 する 事 で シリンダー への 蒸気 は
     蒸気室 で 交互 に 振り替えられる 事 と なり それ を 繰り返して A ピストン の 前後動 を 継続
 
 動力 の 伝達  クロスヘッド ⇒ 主連棒 ⇒ 主動輪 ⇒ 連結棒 ⇒ 他動輪
 動力 の 選択  運転台 の 逆転機 から の 逆転棒 の 操作 は 加減リンク から 偏心棒 へと 伝えられ
    主動輪 の クランク の 位置 を 前後 に 変える 事 で 前進 ⇔ 後進 を 選択
  モーションプレート 加減リンク 等 各種 弁装置 の 取り付け 基盤

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