特 殊 な 細 菌
ウイルス に 似ている ものの 細胞 を 持つ 明確 な 生物 です
マイコプラズマ 細菌 と ウイルス の 中間的 な 微生物 ０.２ μm
細菌 でありながら 細胞壁 が 無く 自立増殖 出来る 最小 の 生物 です
遺伝子量 は ５００個 程 と 地球上 で 最少 で 生命 の 根幹 を 成す エネルギ−代謝 や
増殖 に 係わる ＤＮＡ の 転写 〜 複製 を これだけの 遺伝子 で こなしているのです
細胞膜 に 動物細胞 が 持つ 脂質成分 である コレステロ−ル を 含んでいます
基本的 で 簡単 な 構造 の 中 に 生命 の 神秘 と 核心 を 見る 想い が します
基本的 な 遺伝子 のみで 生きる 生物 ですが 特異 な 接着滑走器官 を 形成
接着 する 機能 と 同時 に 滑るよう に 滑走 する 移動手段 の メカニズム を この
生物 の 遺伝子 に 見る 事 が 出来ず 早くから 全ゲノム が 解読 された 生物
である ものの 解明 されていない 遺伝子 の 機能 も 垣間見せる 未だに 謎 の
多い 生物 で 無機物 への 接着 も 興味 あるものです
動物 の 上気道 に 接着 する 事 で 生体防御機能 である 異物 を 外へ 出そう とする
生体反応 を 止め 雑菌 が 肺 へ 侵入 し マイコプラズマ肺炎 などを 誘発 しています
スピロヘ−タ 細い糸 のような 螺旋状 で 回転 したり 良 く 動 く 真正細菌
細胞体 の 両端 から 鞭毛 （べんもう） が 形成 され それに 細胞体 が 規則 正しく
螺旋状 に 巻き付き スクリュ− のよう に 頻繁 に 回転 しており それを エンベロ−ブ
という 流動性 のある 膜 で 包み 更に 柔軟 な 細胞壁 で 覆う 事 で 鞭毛 が 細胞外
で 動かなくとも 細胞内 の 動力 が 細胞外 に 伝播 し 移動 できるのです
真核生物 の 細胞 に 見られる 細胞内小器官 も 同様 の 形態 のもの が 存在 し
真正細菌 は 環状 の ＤＮＡ を 持つ のに 対して 糸状 の ＤＮＡ を 持っています
細胞膜 に 動物細胞 が 持つ 脂質成分 である コレステロ−ル を 含んでいます
自然界 では 昆虫 の 腸内 で 通常 の 動物 が 不得意 とする 枯れ木 等 の 特殊
な 消化作用 の 一翼 を 成しています ・・・ 回帰熱 や ワイル病 ・ 梅毒 ・ ライム病
リケッチア 自ら の 代謝系 を 持つものの 偏性細胞内寄生体 です ４ μm
球状 の 菌体 で 自ら エネルギ− を 生産 する ものの 寄生 し 非運動性 です
自然宿主 には 野ネズミ や ダニ がおり 最終的 には ダニ の 一種 である ツツガムシ が 媒介
リケッチア を 保菌 した ツツガムシ は 経卵感染 で 継承 され 動物 への 吸着後 ６ 時間 程 で
終末宿主 となる 生物体 に 菌 が 侵入 し 血管内 で 血栓 ⇒ 血管破裂 ⇒ 壊死 と 進行 します
クラミジア 自ら の 代謝系 を 持たない 偏性細胞内寄生体 です ０.３ μm
細菌 と ウイルス の 中間的 存在 で 環状 の ＤＮＡ の 他 に ＲＮＡ も 持っています
更に ＤＮＡ に 作用 される 事 なく 遺伝情報 を 操作 出来る プラスミド を 持つ 事 で
多様 に 変異 していきますが 他 の 生物 の 細胞 を 使い エネルギ− を 生産 します
※ 寄生 する 宿主細胞 からの 見地
偏性細胞内寄生体 ＝ 偏性細胞内増殖寄生体 ・・・ ウイルス ・ リケッチア ・ クラミジア
他 の 生物 の 細胞内 でしか 生きられず 増殖 も 細胞内 でしか 出来ない 性質
偏性細胞外寄生体 ＝ 偏性細胞外増殖寄生体 ・・・ 色々 な 普通 の 細菌
他 の 生物 の 細胞外 でしか 生きられず 増殖 も 細胞外 でしか 出来ない 性質
通常 の 生体状況 では 免疫機能 の 一部 である 食細胞 により 食べられ 死滅 していきます
通性細胞内寄生体 ＝ 通性細胞内増殖寄生体 ・・・ 結核菌 ・ チフス菌
他 の 生物 の 細胞内 ・ 細胞外 共 に 生存 も 増殖 も 出来る 性質 で 通常 では 細胞外 に
寄生 するものの 免疫 が 働き 食細胞 に 摂取 された 後に 食細胞内 の 食菌作用 を 回避
しながら 巧妙 に 食細胞内 で 生き 増殖 出来る 特異性質 を 持つ ものです
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