生   命   誕   生
           生命誕生 40億年 前 の 起源 を めぐる 1
 

                   生    気    論

    初期 には 病原体 の 研究 と 平行 して 進む 生命誕生 の シナリオ 解読 への 模索

             同義 病理 TOP 内 病原体研究史 
参照
 
    動植物 の 生命現象 には 元来 の 古典的化学理論 では 扱っていない  非物質的存在 =
    生気 が 加わっている という 説 であり 生命現象 に 特別 の 力 と  目的 を 与える ものです
   
古代ギリシャ   紀元前400年
    
ヒポクラテス は 自然 を 構成 する 4つの根 = 空気 の 考えから 四体液説
    として人間 を
血液粘液黒胆汁黄胆汁 に 分け 呼吸 により 取り入れられる 空気 を 精気
    
心 の 起源 と 位置づけました ・・・ また 呪術 と 医学 とを 分離 すると 共 に 医学者 の
    使命 と 義務 を 綴った 『
ヒポクラテス の 誓 』 として 現代 の 医科大 でも 宣誓 されています
    【
医学 の 父 ・ 病学 の 祖 】 とも 呼ばれ 医学 の 確立 に 寄与 しました
    
ガレノス は 四気質説 で 人間 を 多血質 ・ 粘液質 ・ 憂鬱質 ・ 胆汁質 と 仮定 しました
    
アリストテレス は 『 動物発生論 』 で 生物 は 無生物 から 自然 に 発生する自然発生説 提唱
    昆虫 や ダニ は 親からだけでなく 泥 や ゴミ や 汗から 自然 に 発生 し エビ や ウナギ も 泥 から
    ハエ は 鶏肉 から ・ ネズミ は 泥 から ・ ヘビ は 川 の 濁り から ・ 微生物 は 肉汁 から 生まれる

 

    現代 の 化学 や 物理 の 発達 により 順次 否定 され 現在 では 肯定 されるものでは ありません
 
   
1665年 イタリア人医師 の フランチェスコ ・ レディ−ハエ が 自然発生 しない 事 を 証明
    二つ の 異なる 環境下 での 対照実験 ・・・ フタ をした 容器 と フタ の無い 容器 に 入れた 魚
    の 腐敗 を 科学的 に 検証 し フタ をした 方 は 腐敗しない 事 で 生物 の
自然発生説 を 否定
    現代 でも 本実験 と 共に 対照実験 との 併用 が 基本的 な 実験方法 と なっています
    
レ−ウェン ・ フック の 顕微鏡 発明 ・・・ 近代化学 の 礎
   
1860年 フランス の 生化学者 ルイ ・ パスツ−ル が 『 自然発生説 』 の 再検討 を 行い
    二つ の フラスコ を 用い 対照実験 を 実施 ・・・ @ 普通 の フラスコ に 肉汁 を 入れ 放置
    A 先 が 白鳥 の 首 のように 一度 下へ曲がり そこに 水 が 少し 溜まる 構造 で 再度 上へ
    曲がって 外 に 出る 特異形状 の 白鳥の首フラスコ = パスツ−ル瓶 に 肉汁 を 入れて 煮沸
    結果 : @ は 細菌 の 感染 により 肉汁 は 腐敗 ⇔ A の 煮沸 し 無菌状態 の 肉汁 には
    首 が 曲がっている為 細菌 が 到達 できず 無菌 の ままで 腐敗 を 免れました ・・・ この事 から
     『 全ての生物 は 生物 から 発生 する 』 と 言う 結果 が 始めて 立証 され 2000年 にも 及ぶ
    生気論 の 『 自然発生説 』 の 誤り を 訂正 し その後 の 微生物学 の 発展 に 寄与 しました

    
生命体 は 有機化合物 である 炭素 ・ 水素 ・ 酸素 ・ 窒素 ・ 硫黄 ・ リン と 水 で 構成 され
    従来 の 化学 では 地球上 には 岩石 などの 鉱物 から 生成 される 無機化合物 と 生物体内
    だけから 生成 される 有機化合物 が 別々 に 存在 する と されていましたが 
・・・  以下 の
    化学 の 進歩 により 無機物 から 有機物 が 生成 出来る 事 が 分かり 大きな 飛躍 と なりました


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