HIV  エ   イ   ズ  AIDS
 人類史上最強 で 未知 の ウイルス   後天性免疫不全症候群

 
原 虫     HIV ウイルス = ヒ ト免疫不全ウイルス
    
レトロウイルス ・・・ エンベロ−ブ を 持つ 一本鎖 の RNAウイルス が 人間 の 免疫細胞 に
    感染 し 破壊 する 事 で 人間 は 免疫不全 の 無防備状態 と なり あらゆる 微生物 の 侵攻
    に さらされ 蝕まれていきます       
レトロウイルス科 - レンチウイルス属
 

   
ウイルス名 HIVウイルス  慣用句 エイズ ・ ウイルス  病名 エイズ

 
発 生 霊長類 に 感染 する サル免疫不全ウイルス が 突然変異
 

   
1950年 頃 中央アフリカ で 風土病 として 発生 し 痩せ病  呼ばれていました
   
1981年 アメリカ疾病予防管理センタ− から 初 の エイズ患者 が 発表 されました
          ロサンゼルス に 住む 男性 の 同性愛者 5人 に 免疫不全症状 の 発現 を 確認
   
1983年 アメリカ で 患者 から ウイルス を 初分離 し 原因ウイルス が 特定
   
1985年 日本 で エイズ患者 が 初確認 
   
1988年 WHO 世界保健機構 は 毎年 12月1日世界エイズディ− に 制定
 
   1980年代 世界中 に 拡散 し 推定感染 人口 は
1990年 には 感染者 100万人 突破
   世界中 の 感染者 の 60% が アフリカ 中部以南 の 発展途上国 の 為 感染 が 拡大

 

   
2007年 現在 ・・・ 1981年 に 最初 の 患者 が 出て 以来 25年 で 2500万人 の 犠牲者
    世界中 で 現在 4000万人 が 感染 し エイズ患者 は 500万人 とも 言われています
    そして 毎日 6000人 が 感染 し 一年 で 300万人 の 犠牲者 が 出ているのです
    日本 でも 8500人 の 感染者 と 4100人 の エイズ患者 で 犠牲者 は 年間 30人 程 で
    厚生省 は 2010年 日本 で 4万人 の 感染者 を 予想 するほど の 増加率 です

   
巧 妙 な 生 態 ・・・ 環境 への 巧適応 を 目指し 変異 を 繰り返し 多様性 に 富んでいます

 
発症 に 至る 経過   無くならない 輸血 による 血液感染 ・・・ 毎年 立証確定 成立 
 
     @ ウインドウ期間   ・・・   2 〜 3週間 〜 3ヶ月 = 血液検査 でも 
陰性 
         ウインドウ ・ ピリオド  
陽性反応 しない為 分からず 献血検査 は 合格 ⇒ 輸血 
     A HIV感染初期     ・・・   2 〜 4週間 風邪 のような 症状 

     B 無症侯性 ・ キャリア ・・・   平均 10年 にも 及ぶ 潜伏期間 に 増殖 します

     C エイズ ・ 発症     ・・・   
死 へ 直行 ⇔ 治療法 も 確立 されつつあります 
          症状 ⇒ 極度 の 免疫低下 による 日和見感染 = 通常 体内 に 共存 する
                  大腸菌 等 による 体内組織 への 攻撃 や 悪性腫瘍 の 多発 
        
免疫細胞 である ヘルパ−T細胞 や マクロファ−ジ に 直接作用 し 免疫 を 破壊
 

   エイズ患者   ≠   HIV感染者
 
     @ HIV感染者  =  HIVウイルス に 感染し 体内 に 保有 するが 未発症 ・ 未認定
 
     A エイズ患者  =  HIVウイルス による 免疫不全 を 医師 が 認定 した 場合
        
エイズ - A I D S - 後天性免疫不全症候群 発症

 
感染経路   通常 空気感染 はせず 血液 や 粘膜 傷 から 感染 します
 
     @ 血液 から  ・・・  輸血 や 血液製剤 ( 高感染率 90% ) 

     A 皮膚 から  ・・・  通常 の 皮膚 には 殆ど キズ があり そこから 血液中 へ 
          
粘膜 は 傷 が 無くても 通過 します  倫理外 の 性行為 による 感染拡大
     B 母親 から  ・・・  胎内 + 産道 ( 出血時 ・ 血液接触 ) + 母乳 
          
HIVウイルス は 生殖関係 の 物質 ( 精液 ・ 卵子 ・ 母乳 ) に 多く 存在 します 
 
   
感染発症抵抗性    感染 し易い 環境 でも 未感染 ・ 遅延 ⇔ 短期発症 
 
      遺伝子変異 = コレセプタ−遺伝子 の 塩基 の
欠損追加未感染者  
           長期未発症者 ⇔ 発症加速者
を 左右 しています   コレセプタ−遺伝子 多型
 
       14世紀中程 アフリカ原産 の ペスト菌 を ノミ が 宿主 となり ネズミ が 拡散 ⇒ ヨ−ロッパ
       で ペスト が 大流行 し 多大な 犠牲者 を 出しましたが その時 生き延びた 人々 の
       コレセプタ−遺伝子 内 では 特定 の 塩基 が 欠損 したり 新たに 加えられたり しました
       その結果 遺伝子 の 変異 による 多様性 で ウイルス感染 を 免れる事 も 出来る のです
       特定 の 塩基 の
欠失 では 未感染 遅延追加 では 2〜3年 にも 加速 する事 が
       解っています + 近年
組織適合抗原 多型 も 選別対象 と なる事 が 解って きました 


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