二  酸  化  炭  素

        二酸化炭素 は 全 温室効果 ガス の 65% を 占め その増加 は 温室効果
    ( 宇宙 からの 紫外線 ・ 赤外線 が 地上 から 宇宙 へ 逃げる 時 赤外線 を 取り込む )
    にとって 重大 な 影響 を 与え 地上 の 気温上昇 等 様々な 災害因子 と なっています
 
  温室結果 の 影響 
    @ 氷河 の 融水等 により 海面 が 上昇 し 低高度 の 土地 は 水面下 となり 陸地 が 消失
    A 海水温 の 変化 は 気流 や 海流 をも 変え 今まで の 生態系 を 破壊 します 
    B 海 から 上昇 した 水 が 陸 へ 供給されない ⇔ 以前 と 別 の 地域 へ 供給 される
        近年 の 大雨 ・ 干ばつ ・ 台風 ・ 等 の 被害 や 魚種 の 変化 は 増加 ・ 大規模化
 
   文明 は エネルギ−消費型 であり 化石燃料 の 使用量 = 高度成長 と言う 図式 で 表され 
    近代化 = 二酸化炭素 排出量 となるのが 当たり前 の 事として 受け入れられて います 
       したがって 温室効果 を 助長する 二酸化炭素 は 現代文明 の 柱 とも 言えます 

 
 1997年 第三回 国連気候変動 枠組条約契約国 会議 にて 
京都議定書 成立
        170ヶ国 が 参加 して 論議 されたものの 急速 な 工業化 で 高度成長 を 目指す
        中国政府 の 猛烈 な 反発 を 受けながらも アメリカ政府 の 政治戦略 もからみ 成立
        
その国 の 1990年 実績 から その国 が 自ら 削減率 を 設定 し 責任 を 持って 実行
             日本   既に 省エネ が進んでいる事 を 主張   ・・・ 6% 
             米国   90年代 の 産業構造 を 考慮 して       ・・・ 7% 
             E U                               ・・・ 8% 
             ロシア                               ・・・ 0% 
 
      契約期間 は 2008年 〜 2012年   
先進国 では 削減割合 5%以上 必須
      排出権取り引き = 産業廃棄物 の 売買 でも 目標 を達成出来る 
      共同達成 EU 等 の 共同体 での 総合的削減 可能 
      次期約束期間 ⇒ 期日未定 への 繰越 = バンキング が 出来る 
      発展途上国 は 義務 も 自発的参加 も 与えられない 
 
   危惧 すべき 事    京都議定書 成立 の 効果 の 有無  本当 の 意味 の 現実視
     @ 
削減開始 = 2008年 で 間に合う のでしょうか ・・・
     A 
排出権取り引き や バンキング は 先進国 の 逃げ道 に なるのでは ・・・
     B 
アメリカ では 批准しない 方向へ 政策転換 ・・・ 
     C 
発展途上国 の 参加 への シナリオ が 見えない
         発展途上国 で 排出される 膨大 な ガス は 全世界 の 半分 にも 匹敵 し
         中国 だけで 全世界 の 排出量 の 30% ⇒ 今後 益々増大 する 見込み です
       安い コスト の 石炭採掘 と その 自由化 は 中国 の 将来的 な 戦略 と なっています

   環 境 へ 戻る           TOP 環境科学館 へ 戻る