フ ロ ン ・ ガ ス
1928年 ゼネラルモ−タ−ス が 事故や故障 の 多い アンモニア に変わる
カ−・エアコン用冷媒 として 『 フレオン 』 を 発表 ・・・後に フロン と呼ばれる
危険性 も無く エネルギ−効率 も良く 化学的にも安定した 『 夢の物質 』 !
『 塩素 + 炭素 + フッ素 + 水素 』 からなる 化合物 で 空気 より 軽い
フロン 11 (CFC11) 発泡剤 (発泡スチロ−ル・・・) ・ スプレ−噴射剤
フロン 12 (CFC12) 冷媒 (エアコン・・・)
フロン 13 (CFC13) 洗浄剤 (半導体・・・)
CFC = クロロフルオロカ−ボン 3種類 の フロン で 計 90%
1 冷媒の生成 と 理論
◎ 液体 が 気化する 時の 熱交換 を 利用 する (気化熱)
条件 ⇒ 31度C 以上 において 液体 と 気体 が 共存 する空間 が必要 ・・・
2 フロン の 脅威
◎ フロン は オゾン層 を 破壊する ・・・ フロン 1 ⇒ オゾン 1万 〜 10万 !
◎ フロン は 10年 〜 30年間 対流圏(大気中) に 留まった後 オゾン層(成層圏) へ
到達し 破壊を 始め 65年 〜 130年間 にわたり 破壊し続けます ・・・
※ つまり 今 使用を止めても 破壊は終わらず ・・・ 数十年 続くのである
また 今の 破壊 は 数十年前 低排出時代 の フロン によるもので
今後 更に 近年の 高排出時代 の 量 に 増えていく為 ・・・
今でさえ 緊迫 する 状況 ながら 益々 想像 を 絶する事態 が 予想される
◎ オゾン層 は 地球上への 太陽からの 紫外線(宇宙線) を 防御 し
極端な 紫外線 は 皮膚癌 等により 全生命(全動植物) を 破壊します
1995年 を 境に 対流圏 での 塩素濃度 が 下がり始めた と言う 調査結果は
※ 地球誕生 (46億年前) ・・・ 35億年前 水中 で 生命 が 誕生した時 地球 は
強い 紫外線 にさらされ 生命 は 陸へ上がる事 が出来ませんでした ・・・
3 オゾン 酸素 の 結合体 O3 ⇒ 酸素原子 × 3個 酸素原子 ⇒ O 酸素分子 ⇒ O2
● オゾン の 生成 @ 乾いた 酸素 の中で 雷 ・ 摩擦 ・・・ 等の 放電
(高エネルギ−の作用) A 酸素分子 へ 宇宙 からの 紫外線 が 衝突 ・・・
● オゾン の 崩壊 @ 宇宙からの 強い 紫外線 を受け 酸素 に 分解
(破壊) A フロンガス に 含まれる 『 塩素 』 が 破壊 ・・・
◎ オゾン を 守る ⇒ チッ素酸化物 は 塩素 を 抑制出来るが 低温だと 氷結し 無理
4 地球環境 を 考慮 した 物質 の 利用 特に 冷媒 として 必要
@ 代替フロン ⇒ フロン化合物 から オゾン層 の 破壊
に関わる 『 塩素 』 を 除いたもの
(温室効果 が ある)
A 従来からの アンモニア 使用品 の 再研究 と 再開発 ・・・
難点 ⇒ 大型 ・ 危険性 (可燃性 ・ 毒性) ⇒ 事故
B 二酸化炭素 ・・・・・・・・ 危険性 は 無いが 外気 が 高ければ 使用不可
C プロパン ・ ブタン ・・・ 難点 ⇒ 危険性 (可燃性)
※ いずれの危険性も 冷蔵庫 位なら(50g程)で出来るので ガスコンロ より 安全 と言える
ヨ−ロッパ では 既に 実用化されているが 日本 は 法律 で 禁止 されている ?!
日本政府も 時 と 場合 ケ−ス に 応じて 柔軟な対応 が 望まれる
5 フロン の 禁止
1992年 モントリオ−ル議定書 契約国会議 にて 合意 ・・・
特定フロン (従来からのフロン) ⇒ 1995年
撤廃 ・ 生産中止
代替フロン (塩素を抜いた物) ⇒ 2050年
全廃
1988年 日本 オゾン層保護法 成立 (通産省への届け出の義務化)
21世紀 に入って 従来の フロン使用機器 の 修理 の為に 密輸 が 盛んになる
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