ワ   ク   チ   ン   1

 ウイルス の 感染 は 防止 出来ない が 抗体 を 予め 体内 に 作っておく と 感染時 に 軽く
 済む が 1993年 学校 での 既存ウイルス への 集団接種 は 副作用 の 問題 で 中止
 毎年 9ヶ月 かけて 必要量 を 生成 する為 - 新型 で 効かない 時 には 大変 です

最初 の ワクチン 発見       牛痘ウイルス ・ 天然痘ウイルス
 1796 / 寛政8年 イギリス の 医師 エドワ−ド ・ ジェンナ−  天然痘 ワクチン 発見
 牛痘 / ぎゅうとう に 罹った 人 の 膿 を 他人 に 接種 し 始めて 天然痘 を 予防 出来る 事 を 発見
 
生 成 元来 生物学的 な 生物製剤  化学的 では 無い ため 機械的 に 量産 出来ず -
 ウイルス の 感染確認後 - ウイルス を 分離 する 事 から 始まり 生成 には 数ヶ月 の 時間 を 要 し
  パンデミック が 予測 される 時 3 ヶ月 以内 の 本格製造開始 と 一年 で 10 億人 分 を 確保
   する 事 が 最重要課題 と なります が 前もって 既存 の ウイルス から 作っておく 方法 も 有効 です
  パンデミック ワクチン 感染流行後 に 感染ウイルス そのもの から 直接 作る
  プレ・パンデミック ワクチン 可能性 の ある 現在 の 近い ウイルス から 事前 に 作っておく
    治験 で 臨床安全性 の 確認 を 行う 余裕 があり 発生後 に 即応 出来る が 効果 は 不明

 生ワクチン 病原性 を 消失したり 殺したり して 無毒化 した ウイルス を 接種 抗原 だけ 培養
  病原性 を 弱めた ウイルス で 軽い 感染 を 引き起こし 体内 に 抗体 を 生成
   液性免疫 と 細胞免疫 を 得られ 完全 に 近い ものの 副反応 = 副作用 も 多く 危険性 もあります
    ポリオ   麻疹   風疹   流行性耳下膿炎   黄熱
 不活性ワクチン 
  副反応 も 少なく 安全性 は 高いが 液性免疫 しか 得られず 抗体生成 が 弱く 複数回 の 接種
   や 抗体保存期間 も 短く 数年毎 の 定期的 な 接種 の 必要 があり 非効率的 な 面 も あります
    インフルエンザ   肝炎   日本脳炎   百日咳   コレラ   狂犬病
 
   インフルエンザ 等 抗原変異 の 多い ウイルス には 既存 の ワクチン が 効かず 対応 し難い

接 種 方 法
  皮 下 注 射               殆 ど
 ス タ ン プ 式 / B C G     インフルエンザ
   経  口              ポリオ / 小児麻痺 / 急性灰白髄炎 
    ポリオ は 1940年代 〜 1960年代 に 猛威 を ふるい 1960年代 には 感染者 が 6000人 にも
     増大 しましたが 1%程 が 小児麻痺 に 進展 し 感染 を 軽くする はずの ワクチン = 生ワクチン
      で 罹患 する人 も 出てしまいましたが 現在 日本 では 殆ど 聞かれなく なりました

利 用 履 歴  小児期 の 接種  治療ワクチン
 細菌 に 対抗
  1949 / 昭和24年 〜 ジフテリア
  二種混合ワクチン 1958 / 昭和33年 〜 ジフテリア +  百日咳
  三種混合ワクチン 1968 / 昭和43年 〜 ジフテリア +  百日咳 +  破傷風
   1975 / 昭和50年 百日咳 用 ワクチン で 副反応 として 脳症 が 頻発 し 集団接種 自体 が 中止
   1981 / 昭和56年 改良ワクチン / 二種混合 の 不活性ワクチン が 登場 する が 摂取率 は 低下
 ウイルス に 対抗
  二種混合ワクチン 麻疹 / ましん = はしか  +  風疹 / ふうしん = 3日はしか
   1966 / 昭和41年 希望接種 開始 1978 / 昭和53年 から 定期接種 開始
  新三種混合ワクチン 1988 / 昭和63年 〜 1993 / 平成5年 流行性耳下腺炎 = おたふく風 を 追加
   流行性耳下腺炎 用 の ワクチン で 副反応 として 無菌性髄膜炎 が 頻発 し 集団接種 自体 が 中止
  麻疹・風疹混合ワクチン 2006 / 平成18年 〜 2回接種 へ  流行性耳下腺炎 = おたふく風 以外

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