治 療      が      ん      副 作 用


 再 検証 した 2018 年 でも 試行錯誤 で 根本的 治療法 は 見えず   ガ ン
  薬剤 の 作用機序 さえ も 色々 唱えられ 半永久的 な 壁 の ようだ が 新薬 も 登場
   分子標的治療薬  バイオ医薬品 の 開発 が 進み 急展開 も 望めるか ・・・
 
  文献 として も 古代ロ−マ に 遡る 程 の 古き より 人類 を 悩ませ 続け   近年
   エイズ 等 最難関 と 思われた ウイルス の 登場 にも  やはり 最難関 は ガン で あった
 
 21 世紀 に 入り 死亡原因 トップ と なり 年間 100 万人 罹患 - 30 万人  死亡
  元々 から 生体内 に 有る 正常細胞 が 多種多様 な 条件下 で ガン細胞 に 変異 し
   自己免疫 の 標的 と なり 難く 生体 の 機能 を も コントロ−ル し 治療 が 難しくなる
 細胞内 から 元来 生体 に 備わる ガン抑制遺伝子 P 53  欠如 させる 事 で 生体 が
  侵入者 の 増殖 を 食い止める 最終手段 と なる 自己 の 細胞 の 一部 を 自滅 させる
   細胞死 / アポトーシス が 機能 しない ばかり か 抗がん剤 や 放射線 も 効き難く なる


 検 査   調べられる 全て の 方法 を 活用
  進行度 の 判定   目視 から 血液検査 ・ C T  ・  M R I  ・ 患部切除  と  体系的 に
   各組織 に 亘る 深さ や 広がり から 各ガン の 経過研究 に よる 段階 で 判定
  全身状態 / 転移 の 判定   基本的 には 上記 と 同様 だが   各ガン は それぞれ
   特有 の タンパク質 を 産生 する 事 が 解明 され その 特定 に より 血液検査 
     腫瘍マ−カ− と して  何処 に ガン が 存在 するか を 検出 出来る
  治療成果   他 の 病気 と 違い 完治 の 見極め が 出来ない 難病 の 為 ・・・
   寛 解 / かんかい 臨床的 に 問題 が 無く 安定 した 状態 だが 再発 の 可能性 有り
   完 治   寛解 から 数 ? 年 経た 後   再発 が 無ければ 治癒 した 事 に なる

 治 療 法   役立つ 全て を 併用   集学的治療 ・ 統合医療 で 連携体制 を 強化
  医 療 / 通 常 医 療   科学的 な 近代西洋医学 全般
   三大 ガン 治療   根治 を 目指し  基本的 に 外したくない 治療法
    外科療法 と 放射線療法 は 患部 が 局所 に 限られる が 単独 で 治癒 が 望める
     三大 ガン 治療 を 併用 する 事 で 根治 と 再発阻止 の 可能性 を 上げる
 
   1 外 科 療 法   適用 は 病巣 が 局所的 / 限定的   手術 に 耐えられる 身体状況
    開腹 や 内視鏡 で 手術 し 病巣 を 切除   取り切れれば 根治 の 最有力 手段 だが
     小さな 初期ガン 以外 は 浸潤 や 転移 も 有り 取り切れない 事 も 想定 され
      手術後  他 の 下記 療法 を 取り入れ  転移 ・ 再発 を 防止 していく
     術前 に 下記 の 放射線 や 抗がん剤 で 患部 を 小さくする と 効果的
 
   2 放射線療法 / 粒子線治療   病巣 が 局所的 な 場合 だが 局所的 に 作用
     する ので 副作用 が 少なく 全身的 にも 影響 が 少ない 事 から 高齢者 にも 適応
      化学療法 より 効果 が 見込め   手術 が 困難 な 脳腫瘍 等 には 最有力 手段
       ガン細胞 本体 への 作用 + 細胞分裂 の 時点 での 作用   電磁波 の 一種
       光子線 : X 線 ・ γ 線     粒子線 : 電 子 ・ 中性子 ・ 陽 子 ・ 重粒子
        30 分 程 - 週 5 日 - 数週間 だが 照射時間 は 数分   適量照射
     作 用 機 序 放射線 は 体内 に 入ると 電離作用 で 細胞 の DNA に キズ を 付け
       損傷 させる が  細胞分裂 が 盛んで 増殖速度 が 速い ガン細胞 の 特質  には
        特 に 有効   細胞 そのもの には 細胞分裂 を 阻止 し 拡がり 難く する
       分割照射 正常細胞 は 修復 され ガン細胞 は 壊死  -  細胞 が 損傷 を 受け
       修復 する 場合  ガン細胞 は 正常細胞 に 比べ 修復速度 が 遅く  正常細胞 の
        修復後 に 照射 を 継続 すれば ガン細胞 は まだ 修復途上 で ガン細胞 だけ
        に 損傷 が 集中 し  損傷度合 も 正常細胞 より 大きい
       細胞死 / アポト−シス を 再現   細胞 が 自然 に 死 を 迎える 時 の 過程
 
     X 線 高電圧発生装置 で 作った 電子線 を 金属 に 照射 し 放射線 を 発生
         利用 したい 時 に 発生   食道ガン 等  深い 部分 に 対応
     γ ガンマ  / コバルト照射 自然界 では ラジウム から 発生 しています が  コバルト
      に 中性子 を 照射 して 人工放射線核種 コバルト 60 を 生成 し ガンマ線 を 出力
       出来る ので 天然放射性元素 は 必要 ありません  が  常 時 発 生
        透過力大 浅い部分 や 脳内 等の 限られた 患部 や 小さい病巣 に 対応
         より 効果 が 認められる 方法 に 代替 し 行われなく なり つつ ある
       既存 の 放射線 は 表面付近 で 強く 作用 し 深部 に 行く 程 弱くなる 為
        X 線 は 深くなる に つれて 弱くなり  γ 線 の 方 が 透過 する が ・・・
     粒 子 線 加速器 を 使う 大掛かり な 施設 が 必要 だが X 線 や γ 線 より 効果
      が 高い と され 一定 の 深さ で 最大量 と なり それ 以上 は 透過 しない 性質
       から ガン細胞 への 放射線 の 集中照射 に 利   重粒子線  粒子線放射ビ−ム
      ※ 前 に 調べて 載せていた 高エネルギ−深部治療装置  超高圧放射線 は 消えた
     高エネルギ−放射線治療装置 / 直線加速器 リニアック 既存 放射線 を 加速 し 強化
     ガンマナイフ γ 線 を 複数箇所 から 色々 な 角度 で 患部 に 照射 し 集中 させる

   3 化 学 療 法 / 薬物療法  薬剤 が 血液 で 全身 に 送られ 多発的  転移拡散後
      白血病  リンパ腫 にも 有効 だが 必要外部位 にも 作用 し 副作用 も 重く なり易い
    作 用 機 序  正常細胞 は 細胞 が 損傷 した 時 のみ 細胞分裂 し 新しい 細胞 と
     置き換え 修復 ⇔ ガン細胞 は 無秩序 に 増殖する ので 細胞分裂 を 阻害 する 薬
      や 遺伝子 を ガン細胞 に 投入 すれば 細胞分裂 が 速い ガン細胞 は 死滅 し
      正常細胞 でも 細胞分裂 の 速い 髪の毛 等 以外 には 影響 を 最小限 に 出来る
    多剤併用療法 70 種 以上 の 抗ガン剤 から 2 〜 3 種類 を 併用 し 効果 増大
      薬物有害反応 の 違う 薬剤 を 併用 し 反応 を 分散 させ 副作用 を 軽減
       薬物有害反応 防止剤 も 併用
     分量 の 推測 は 難しく 危険 だが ある 一定 の 濃度 に 達すれば 必ず 効く とも
      一 般 薬 : 効き始め から 致死 まで の 範囲 が 広い ので 使い易く 副作用 も 小
      抗ガン剤     〃          〃          狭い      難しく    〃     大
       投与量 が 効果的 な 量 に 満たない内 から 薬物有害反応 / 副作用 が 出始める
        場合 も 多く これだけ で 根治 が 望める ガン は 僅か  他 と 併用 される
         縮小 させたり 進行 を 遅らせる 位 で  効果 が 無い ガン も 多い
     ※ 効果 が 認められる とは 50 % 以上 の 縮小 を 言い 延命 ・ 苦痛緩和 が 主
    治療薬 の 組成  従来 から の 殺細胞性治療薬 は 全細胞 を 攻撃  又 は  抑制
     バイオ医薬品 従来 の 化学合成 された 薬剤 と 違い 副作用 の 軽減 と 効率 良い
      効果 を 目指す ワクチン  インタ−フェロン  抗体医薬品 等 は 製造 に 長時間
       を 要し 高額 と なる が 今後 技術 の 進歩 で 増えて 行く もの と 予想 される
     分子標的治療薬 近年 増えて 来た ガン細胞 のみ に 働き  副作用 も 少ない
      低分子標的薬 異常タンパク質 を 狙い ガン細胞内 代謝経路 / 血管造成 等 を 遮断
      抗体医薬品 ガン細胞上 の 分子 / 増殖因子 に 取付く 受容体 に 結合 し ガン増殖
       を 阻害  ・  血管形成 促進 に 関わる 分子 に 結合 し ガン を ガン細胞内 で
        攻撃  ・  生体 の 免疫細胞 に 結合 し 免疫 を 増強 して 攻撃力 を 増強
     細胞障害性抗がん剤 決められた 濃度 に 達すれば 確実 に 効く が 副作用 も 大
       殺細胞型抗がん剤 細胞障害作用 で 全て の 細胞 に 障害 を 与え 副作用 も 大
        代謝拮抗剤 / たいしゃきっこう ガン細胞 の 分裂 と 増殖 を 抑制 する
          細胞分裂 で 必要 な 核酸 等 の 類似物質 を 取り込ませ DNA合成 を 阻害
           し 死滅させる が ガン細胞 が 増殖中 の 時 だけ 作用 し 副作用 は 少ない
        アルキル化剤 ガン細胞 の DNA を 破壊 し 毒ガス兵器 の 研究 から 発見
          遺伝子 / DNA に 異物 を 割り込み 細胞分裂 での 遺伝子複製 を 阻害 する
           DNA に アルキル化剤 が 結合 すると DNA が 損傷 を 受け 細胞分裂 での
           複製 の 際 には DNA が 切れ 複製 も 出来ない
        抗ガン性抗生物質 微生物由来 で DNA 複製阻害 や ガン の 細胞膜 を 破壊
          アルキル化剤 同様 ガン細胞内 に 活性酸素 を 投入 等  色々  副作用 強大

 副 作 用   外科療法 以外 では 作用機序 から も 避けられない か ・・・
  甚大 な 場合 も 多い   効果 と 副作用 が 同 レベル とも ・・・ 副作用 の 恐怖
   放射線治療  ⇒  脱毛 ・ 二次被爆 に よる ガン発症
   抗ガン剤    ⇒  強度 の 吐き気 + 嘔吐 ・ 痛み ・ 腎臓 や 肝臓 の 機能障害

  病 理 へ 戻る    環 境 へ 戻る    TOP 環境科学館 へ 戻る