技  術  開  発  2

  活 動 − 生 命 維 持 技 術 の 開 発 と 向 上 − 飛 行

宇 宙 服               一着 2億円 の 価値 
   物 体 防 御   船内活動 での 無重力 に 適用 した 服 と 適温維持 技術 に加え 
      宇宙空間 では 様々 な 物体 = チリ・小岩石 等 が 浮遊 していますが それら の 
      接触 や 衝突 は 人体 の 損傷 だけで無く 色々 な 機能 を 持つ いわば 隔壁 とも 
      言うべき 宇宙服 を 損傷 し 直ちに 死 へ 繋がる為 基本 の 技術 となります 
      また 地球上 では 大気 により 遮断 される 放射線 の 防護 も 重要 です 
   気 圧 制 御   地球上 では 熱 を 与えて 調理する 場合 地上 では 100度 高地 では 90度 
      付近で 沸騰します ・・・ 高所 に 行く と言う事は 気圧 が 下がる事 で 地上 は 1気圧 
      宇宙空間 は 真空 なので 0気圧 となり 加熱 しなくても 沸騰し 人体内 の 液体 も 沸騰 し 
      膨張 後 乾され ミイラ状態 と なって 死んでしまいます ・・・ その為 宇宙船 にも 宇宙服
      にも
与圧装置 が 取り付けられ 1気圧 を 維持しています       与 圧 
   酸 素 補 給   宇宙空間 は 真空 なので 地上 の 生物 には 酸素 の 供給 が 不可欠 です 
      長く 滞在 すれば どんどん 消費 する 酸素 は 地上 から 持ち込んだ 圧縮酸素 では
      足りなく 酸素発生装置 による 生成 が 必要となります
   日 射 遮 光   強力 な 紫外線 に 対する 目 の 防護 は 普通 の サングラス では 無意味 です

  より 安全 で 機能的 な 宇宙服 の 開発 
   船外活動ユニット EMU 基本ユニット である 生命維持装置 だけでなく 作業 を 円滑 にする為 
                   水 の 循環 による 体温調節機能 や 宇宙船 との 通信 等々の 機材 
   有人操縦ユニット MMU 窒素ガス の 推進装置 を 背中 に 背負う 形 の 大型バックパック に 
                            装着 し 自分 で 位置移動 出来る システム です 

  生 体 異 常         無重力世界 が 人体 に 与える 影響 
    宇宙酔い 無重力 では 上下 の 区別 が 無く 体 が 不安定 となり 発症 するが 慣れれば 回復

    
機能障害 無重力世界 及び 微小重力世界 に 長く 滞在すると 重力 が かからない 為
           
起立耐性低下 を 招き 生命活動 に 危機的 な 障害 が 発生 し 心循環系異常 - 
           代謝機能 - カルシウム排泄 等 骨格 にまで 異常 が 進み 死にも 繋がりかねない程
           深刻 な 状況 で 対処法 として 下半身陰圧負荷 や 塩水飲用 に よって
内蔵系
           障害排除 を 試みる も 帰還後 の 起立耐性低下 は 67% と 良くない 状態 で

           筋・骨格系
では 自転車こぎ 等 の 運動 で 僅かながら 結果 が 出ています 
 
    未定 ・・・ 火星重力 バイオサテライト・プロジェクト ・・・ 回転 する 宇宙船 に ネズミ を 乗せ
        火星 と 同じ 重力環境
地球 の 三分の一 の 高度 320km 地球周回軌道上 に 投入 し
        人工重力発生装置 = 回転 で 仮想 が 生物 に 与える 影響 を 観察 
        低軌道 + ネズミ = 小衛星 で 予算 も 少なく 大きな 成果 が 得られる はずです 

人工重力装置  長期滞在 や 火星往復 2年 の 道程 には 不可欠 の 技術 
 
  2010年 完成予定 の 国際宇宙ステ−ション 内 で 日本 が 建設し 運用する モジュ−ル きぼう 
  に 併設される セントリフュ−ジ = 生命科学実験施設 に 装備され 実験 されます
  日本 での 開発 には 宇宙航空研究開発機構 JAXA 主導 で 三菱重工 と 共同で あたり 
  2トン : 2.5m × 1.5m の 人工重力発生装置 で 地球 の 0.01倍 〜 2.00倍 の 範囲 で 回転速度
  を 変えながら 重力 を 変え 異なる 重力 での 生物 への 影響 を 研究します 
 
  2006年 現在 以前 からの 遠心力 を 使う 無重力体験装置 があり 宇宙飛行士 の 訓練用 
  として 利用されていますが 椅子 に 座った 状態 で グルグル 回す 為 作業訓練 には 使えず
  飛行機 での 急降下時 の 疑似体験 で 短い 訓練 となっています 
 
  1968年 製作 の
2001年 宇宙 の 旅 にも 登場し 数々 の SF映画 に 登場 してきた 
  人工重力発生装置 は 人類 の 優雅 な 宇宙滞在 の 決め手 となるはずですが 今まで
  計画 もされず 過酷 で 厳しい 肉体的 ・ 精神的訓練 によって 全障害 を 克服する事 を 
  命じてきた 宇宙開発 の 現場 には 何が あったのでしょうか ・・・ 金銭的問題 に 留まらず 
  宇宙 での 無重力状態 での 新技術開発 への 障害 だった のかも知れませんが 長期滞在 
  が 目前 に 迫った 今 緊急 の 課題 には とても 大きいもの が あるような 気がします ・・・ 

 
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