ヒ  ン  ド  ゥ  −  教  ヒンズー教

    色々 な 宗派 が 在る ものの インド人 の 8 割 が 信仰 しています ☆ 7億 の 魂

        紀元前 13 世紀 の バラモン教 成立 から 4 世紀 の ヒンドゥー教 へ

バラモン教 の 成立  ヒンドゥー教 の 祖
 
  インダス文明 紀元前 2300年 〜 紀元前 1800年 北西インド の インダス川 流域
     モヘンジョダロ 他 に 一大文明圏 を 形成 ・・・ 遺跡 から シヴァ神 の 紋章 の 原形 が 出土
 
   紀元前 1300年 頃 ヨーロッパ の ア−リア人 が インド に 侵攻 し インド北部 を 統率 する
      インダス文明 の 末裔 の ドラヴィダ人 を 支配する 為 に アーリア人 が バラモン教 を 創作
 
   アーリア人 は 元 より 司祭者 中心 の 社会 で あった が これに 階級制度 を 作り 権力 を 掌握
    バラモン / 司祭者 ⇒ クシャトリア / 王侯貴族 ⇒ ヴァイシュヤ / 庶民 ⇒ シュ−ドラ / 奴隷
 
     繁栄 の 象徴 である リンガ = 生殖器 の 崇拝 ・ 牛の崇拝 ・ 樹木信仰 ・ 沐浴 を 行う
 
  バラモン教 は ブラフマー ・ シヴァ神 ・ ヴィシュヌ神 を 祀る 多神教
   ブラフマー インド北部 アブー山 に 住む 天地創造 と 破壊 の 後 の 天地再創造 を 司る 創造神
     インド神話 に 登場 し 4部 の ヴェーダ を 象徴 する 四つ の 顔 と 手 を 持ち 恵み を 与えます
   シヴァ神 ヴェーダ神話 の 暴風雨神 ルドラ から なる 破壊神 で 汚れた 世界 を 破壊 します
     ヒマラヤ の カイラーサ山 で 瞑想 し 破壊 の ほか 水 の 恵み も 与える 二面性 を 持っています
   ヴィシュヌ神 世界 の 中心 メール山 で 世界 を 存続 する 宇宙神 ・ 化身 となり 地上 へ 降りる
     元来 は 太陽神 として 世界中 に 愛 と 恩恵 を 与えます

ヒンドゥー教 の 成立 バラモン教 は 衰退 し 土着民族 に 変えられ 4 世紀 頃 成立

 聖 地  ガンジス川 添い に 沢山 点在   沐浴場 / ガート が 設置
  バラナシ / ヴァラナシ / ワーラーナシー   日本 では ベナレス と 誤訳 される
   最大 の 聖地 で 最大 の 沐浴場 を 備え 郊外 に 仏教 の 四大聖地 サルナート が 所在
  ハルドワール シヴァ神 の 門 と 呼ばれ ガンジス川 の 源流 に 近い
  ガンゴートリー ヒマラヤ山中 に ある ガンジス川 の 源流                 他 ・・・ 多数

 崇 拝 河川崇拝 ⇒ 沐浴
  母 なる 川 ガンジス ガンジス川 / 女神 ガンガー が 民 に 恵み を もたらす
    ガンジス川 の 水 は シヴァ神 の 体 を 伝って 流れ 出て きた 水 と する
  聖牛崇拝 シヴァ神 は ナンディン と 言う 名 の 牡牛 に 乗る   瘤牛 / こぶうし が 対象 で 水牛 は 別

 教 義
  輪廻転生 仏教 の 基本概念 から 影響 を 受ける
    / カルマ 成す 事 それ 自身 として 全て の 行為 を 示し それ が 故 に 輪廻転生 する とする
  四住期 最終目標 と なる 解脱 への 段階的 な 目標 を 設定
   学生期 13歳 から 弟子 入り 現在 は 学業 家住期 家族 を 養い 沢山 稼ぎ 寄付 を 推奨
   林住期 荒野 や 林 に 住み 禁欲 で 質素 な 生活 を 営む 遊行期 放浪 し 解脱 を 目指す
  菜食主義 殺生 を 嫌う 野菜 に 加え 牛乳 など 乳製品 は 食され - 現代 では 度合い が 異なり
    鶏卵 や 神 に 捧げられた 肉 を 下ろして 食べる 場合 も ある が 牛 は 決して 食べない
  ヨーガ 心身 の 鍛錬 により 肉体 を 正常化 し 精神統一 で 解脱 へ
    日本 の 仏教 で 行う 禅 に 影響 を 与えて いる

 経 典  バラモン教 の 聖典 ヴェーダ と 奥義書 ウパニシャッド
 
   ヴェーダ を 構成 する 4部
 
    サンヒター : 一般 に マントラ とも 呼ばれる 讃歌 や 祝詞 ・ 呪文 等 形式的 文言
    ブラーフマナ : 祭祀 の 行程 や その 意味
    アーラニヤカ : 祭祀 と 哲学 の 融合
    ウパニシャッド : インド哲学 の 源流 となる 文学
      ウパニシャッド の 成立時期 には 幅が有り 紀元前 800年 〜 1600年 に かけて 成立 し
       インド哲学 の 源流 として 膨大 な 為 に 別 に 記述 されている ものも 数多く あります

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