神             道

                    しんとう / かんながらのみち
 
 日本 の 民族的 な 信仰体系 である 多神教 古代 の 日本 に おいて 人々 は 自然 の 中 に
 神々 しい 何か を 感じ 日本神話 の 成立 により 日本古来 で 固有 の 信仰 が 生まれました

   日本神話 に 記述 される 八百万 / やおよろず の 神々 を 祀る 多神教

最高権威者  神号 / 尊称
           神 として 現れた 時 の 名称
   / みこと  使命 を 授けられた 神  -  高位 は 大御神 / おおみかみ  大神 /おおかみ

教義 / 経典  教義 や 経典 は 無く 古事記 や 日本書紀 等 の 神典 を 規範 と する
 
    諸民族 が 必要 と する 神 を 祀り 諸国 に 信仰 を 広める
  土着 の 神々
   山ノ神信仰 山 で 暮らす 人々 / 狩猟 ・ きこり ・ 炭焼き ・ 鉱山 で 信仰
   田ノ神信仰 農耕民 が 信仰
     山ノ神 が 作付け の 春 に 里 へ 降り 田ノ神 と なり 豊作 を もたらす
      案山子 / かかし 人型 の ため 神 の 依代 として 神仏 が 依り憑く /つく 対象 と される
   屋敷神 土地 を 守護 する 神
   祖先神 の 祖霊信仰 亡くなった 祖先 が 生きている 者 に 影響 を 与える と 言う 教え から 供養
 御神体 目 に 見えない 大自然 の 霊力 を 山 や 川 に 見立て 神 が 宿る 依代 /よりしろ を 祀る
 
 天地開闢 / てんちかいびゃく 天地創造 の 軌跡 を 語る 歴史書
   710年 に 元明天皇 が 奈良 の 平城京 に 遷都 して から の 奈良時代 に 記述 されました
  古事記 日本最古 の 歴史書
    712年 太朝臣安萬侶 / おほのあそみやすまろ 第 33代 天皇 まで を 記述
  日本書紀 720年 舎人親王 / とねり 第 41 代 持統天皇 まで を 記述

近代 の 国家宗教 / 国教
 
 国家神道 内務省神社局 大戦 への 国民統合 と 高揚 に 精神的 な 支え として 利用
  神道 は 宗教 では 無く 大日本帝国憲法 に 明記 される 信教 の 自由 には 当たらない として
   国民 に 強要 し 戦後 GHQ により 解体 される が 国家神道 の 象徴 として 靖国神社 が 残る
 教派神道 神道十三派 戦前 より 政府 から 公認
  出雲大社教 / いずもおおやしろ  御嶽教 /おんたけ  黒住教 / くろずみ  金光教 / こんこう
  實行教 / じっこう  神道修成派 / しゅうせいは  神習教 / しんしゅう  神理教 / しんり
  神道大教 / たいきょう  大成教 / たいせい  天理教 / てんり  ?桑教 / ふそう  禊教 / みそぎ
 
 近代社格制度 1971 / 明治4年  神宮 に 社格 は 無く 最高位 と なる
  官社 献上品 として 奉幣 / ほうへい が ある - 官幣社 は 皇室 から ・ 国幣社 は 政府 から
     社殿 への 菊 の 御紋 の 使用 は 官幣社 に 許されて いた が 明治 7年 国幣社 にも 許可
     官幣大社 ⇒ 国幣大社 ⇒ 官幣中社 ⇒ 国幣中社 ⇒ 官幣小社 ⇒ 別格官幣社 ⇒ 国幣小社
   官幣社 / へいしゃ 皇族 を 祀る 朝廷 ゆかり の 神社 で 政府 の 神祇官 / じんぎかん が 祀る
   国幣社 各地方 に おいて 最 も 社格 の 高い と される 一宮 / いちのみや を 中心 に 列格
   別格官幣社 国家 に 功績 の あった 者 を 祀る
  諸社 奉幣 が 無い
 
 靖国神社 国家神道 の 象徴
  当初 は 御霊信仰 / ごりょう で 一切 の 災難 は 非業 の 死 や 怨み が 成す 業 として 怨霊 /おんりょう
   を 鎮め 祟り / たたり を 免れる ため に 鎮魂 /ちんこん を 以って 信仰 により 祀って いたが 国家体制
   の 変貌 で 戦死者 を 神 とし 英雄視 する 場所 と なる と 国家 も 死 を 受け入れる 姿勢 を 美徳 とし
   大日本帝国 が 目指す 覇権争い の 柱 として 天皇 の 神格化 に 大きな 影響力 を もって 行く

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