進      化      論
 
            動き出した 新たなる 時代 への 幕開け

 進化 という 概念 の 誕生
  チャ−ルズ ・ ダ−ウィン の 祖父 である イギリス の 医師 エラズマス ・ ダ−ウィン 
  競争 や 淘汰 による 進化 を 唱え 始めて 生物学界 に 進化 という 概念 を 生みました

   痕跡器官 や 現在 姿 を 消した 多く の 生物 や 似ている 生物 の 化石 の 発見
   痕跡器官 とは 人間 では 盲腸 や 尾てい骨 のように 元来 の 持っていた 機能 が 失われても
   生物体内 に その 痕跡 が 小さく 残っている という 進化系統 を 立証 する 事例 の 一つ です

 イギリス の 博物学者 チャ−ルズ ・ ダ−ウィン は 1831年 からの 5年 を ヴィ−グル号
 による 世界一周 に 費やし 自ら の 見分 と その後 の 人 や 学説 との 関わり を 総合
  して  1858年 アルフレッド ・ ウォレス と 共 に 進化論 の 構築 へと 繋げました
 
  1798年 イギリス の 経済学者 ロバ−ト ・ マルサス は 『 人 口 論 』 を 発表
     人類 の 人口 は 世界 で 生産 される 食料 の 総量 により 最大限 が 決まっており
     それ以上 に 増加 すると 貧困 や 飢餓 による 食物 の 奪い合い や 戦争 が 勃発
      し 人口 は 減少 して また 何時も 適正量 に 戻る とし この時 生き残った もの 
     一種 の 適応 出来た もの として 適 者 生 存 の 概念 をも 導き出して います
  1809年 フランス の 博物学者 ジャン ・ バティスト ・ ラマルク 動 物 哲 学 発表
     進化論 の 最初 の 提唱者 として 用不用説 をもって 進化 を 説明 しようとしました
     用不用説 とは 無脊椎動物 = 軟体動物 の 分類研究 から 導き出された 仮説 で
     動物 の 体 の 仕組み が 簡単 なものから 高度 なものに 変化する 事 で 高等生物
     が 生まれる とし 良く 使う 器官 は 発達 し 使わない 器官 は 退化 する 事 を 挙げ
     一生涯 で 獲得 した 能力 は 少なく とも 世代 を 重ねる 内 に 大きな 変化 となる
      遺伝学的 発想 で 展開 したものの そこに 僅かな 欠陥 があり 批判  絶えず
     分かり易く 良い説 でしたが 改良 されず 進化論 が 登場 すると 消えていきました
  1830年 スコットランド の 地質学者 チャ−ルズ ・ ライエル 地 質 学 原 理 発表
     一様変化説 の 【 自然 は 飛躍 しない 】 では 現在 見える 地形 は 現在 も 続き
     いつまでも 止まる事 なく 続く 小さな 変化 の 積み重ね の 上 に 成り立つ とする
  1831年 世界一周 の 途上 での 観察 で 度々 目撃 した 地域間 での 生物相 の 違い
     から 当時 世間 に 定着 していた 『 種の不変性 』 に 疑問 を 感じ 見聞 を 重ねます
  1852年 イギリス の 哲学者 ハ−バ−ト ・ スペンサ− は 『 発 達 仮 説 』 を 発表
     社会科学 の 創始者 で 進化 適者生存 という 単語 を 作った 事 でも 知られます
  1858年 イギリス の 博物学者 アルフレッド ・ ウォレス は 『 自 然 選 択 説 』 を 発表
     生物学者 としての 専門的 な 教育 も 受けず 植物採取 を 生業 とする 事 で 学び
     進化論 では 最重要 な 役割 を 果たし 発表後 の 批判 にも 終世 最大 の 擁護者
     として 望み 生物地理学 の 分布境界線 = ウォレス線 をも 開拓 しています
    進 化 論  チャ−ルズ ・ ダ−ウィン と アルフレッド ・ ウォレス  共同 で 発表
  1859年 進化論 を まとめ 『 種 の 起源 として チャ−ルズ ・ ダ−ウィン が 発表

 ダ−ウィン の 進化論       自然選択説 / 自然淘汰説
  基本概念 自然淘汰  生存競争  適者生存  自然適応力 / 環境適合度
   生物 は 生存 する 為 常 に 環境 に 適応 する よう に 進化 する事 で 多様性 を 生み
    生物 の 形質 の 違い が 生存 ・ 繁殖 の 有利 ・ 不利 を 生み 自然淘汰 を 引き起こす
   有利 な 性質 とは 『 適応 して いる 』 と 言う 事 で 適者生存 = 自然淘汰 という 事 です
 
  自然選択説 で 沢山 発生 する 目的 の 無い 突然変異 は 遺伝的 に 受け継がれ 変異
   した 形態 に よる 自然適応力 を 自然 が 選別 し 進化 / 生死 の 方向性 を 決める と する
 
  難点   補完 する ネオ・ダーウィニズム 異なった 理論 も 並行 して 展開 されていく
    他 の 最重要因果関係とされる遺伝的要因が あまり 検討 されていない
     遺伝的要素 として 現代 では 重要視 される メンデル の 遺伝子概念 を 無視 して 構築
    形質 の 違い は 何処 から 来る のか 明確 に 説明 して いない
     原子生物 は 脅威的 な 生命力 / 増殖 ・ 複製 と 無限大 の 多様性 / 高い 突然変異率
     とを 秘めて おり 進化論 では 生物 は 突然変異 し 分化 する が その 変異源 / 変異 は 何から
      起こる か と 言う 発生 に 関わる 部分 が 曖昧 と なって いる

 ダ−ウィン は ガラパゴス諸島 に 進化 を 垣間 見ました
  探検航海 で 到達 した ガラパゴス諸島 で 近隣 の 島々 に 似ているが 少しずつ 異なる
  14 種 もの フィンチ が いるのを 観察 し 種 は 固定 されたもの ではなく ここに 渡って
  きた 種 から
 それぞれ 派生 したと 考えるのが 自然 で 説明 し易い 事 に 気付きました
  ガラパゴス諸島 とは ゾウガメ の 島 という 意味 で ゾウガメ からも 進化論 を 導きました

  世界中 には 失われながらも まだ 貴重 な 生態系 が 沢山 残り 守っていく 事 が 重要 で
  日本 の ガラパゴス  呼ばれる 小笠原諸島琉球列島 も 調査 され 始めました

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