農   作   業   方   法
             野 菜 苗   ・   種いも

 種 の 発芽
  硬実種子 種子 に キズ を 付け 水 に 浸す 場合 は 腐れ の 原因 にも なり 注意 が 必要
   市販種 には 発芽処理 / プライミング処理 済み の 種 が 多く 袋 に 明記  プライム=先行
    外皮 が 硬く 吸水 や 発芽 が 難い 種類 に 施され 外皮 を 取ったり キズ を 付け 再コーティング
     する 事 で 発芽 が 揃い 初期成育 も 良い よう に 加工 され て いる ので 更に 水 に 浸ける と
     それ が 剥がれて しまい 腐れ 等 が 発生 して しまう ので そのまま 土 に 撒く 方 が 良い と される
        ネーキッド処理 / タキイ種苗 ・ プライマックス / サカタ の タネ ・・・ 等々
   自家採取 した 種子 は 一晩 水浸し して 発芽処理
  好光性種子 / 光発芽種子 発芽 に 光 が 必要 ・ 直播 以外 の 発芽 には 覆い は しない
   春菊 ・ 人参 ・ レタス ・ インゲン 等 は 覆土 が 厚過ぎる と 発芽率 が 下がる ・ 小さい 種 に 多い
  嫌光性種子 / 暗発芽種子 光 が 発芽 を 抑制 ・ 大根 や ウリ科  直播 以外 では 覆い を する
 
  残った 種 ネギ類 以外 は 数年 発芽 出来る ようだ が 年々 発芽率 は 落ち 奇形 も 発生
   小松菜 や 春菊 は 次 の 年 でも 発芽 する 種 も 有る らしい が 殆ど で 発芽 する よう に 想う

 加温 と 保温 温かさ を 好む 植物 が 多く ビニ−ル 黒マルチング を 使用 し 地温 を 高める
  資材 を 併用 する 場合 も 有る が ビニール で 全面 を 覆った 場合 は 気温上昇 での 蒸れ に 注意
   苗床 を ビニール袋 に 入れた 場合 は 炎天下 では 苗 が 蒸され 死んで しまう ので 高温時 には
   外気 を 入れる 必要 が 有る が 温度 を 高める 事 に 集中 し 過ぎ 一日中 対応 出来ない 日 は
   半日陰 や 午後 日陰 に なる 場所 等 に 置く と 温度 が 上がり 過ぎず 考慮 が 必要 だ
  寒冷地 では 発芽時期 の 寒さ が 難点 で 成長時期 には 他地域 と 同様 に 高温 と なる ので
   気温 の 変動 が 激しい 4月 〜 5月 中 の 発芽 を どれだけ 巧く 出来るか が カギ と なる
  早め の 場所選定 で 高温期 に 直播 し 間引き から 一本立ち      覆い せず 直播
   発芽 が 遅れ 小苗 の 作成 が 遅れる より は 当面 の 気温 が 見込める 6月 近く での 直播 と
   そこから 間引き して の 一本立ち の 方 が 良く パセリ  モロヘイヤ は それで 行く と 良い
  早め の 計画 で 寒い 内 から 加温 して 発根 させ ポット苗 を 作成
  トウモロコシ オクラ は 高温 を 必要 とし 小苗 の 作成 から が 良く ゴーヤ アサガオ も 同様
   種 の 発芽適温 は 25度 以上 が 多く 露地 では 6月下旬 から 7月 と なって しまい 遅過ぎる
   伸長 には 定植後 1ヶ月 近く かかり 6月 から 7月 の 高温期 を 利用 する 為 4月中旬 から 作業
    し 始め 下旬 には ポット へ 仮植え し 5月中旬 には 定植 出来る よう に 早め 早め の 農作業
     水 に 浸ける 時間 が 長い と 種 が 腐って しまう
     種 を 腰水 に 浸け 暖かい 室内 にて ビニール等 で 覆い 25 度 程 の 温度 を 維持 し
       蒸されない よう に 工夫 しながら 小まめ に 水 も 取り替え 早く 発根 させる
      水 は 小まめ に 取替え 少ない 位 に 維持 し 温度 の 維持 も 小まめ に 場所 や 覆い を 工夫
        暗い所 で 発根 する ので ダンボール 等 を 被せて 遮光 / 日光 を 遮る と 保温 にも 効果
  小松菜 水菜 葉レタス は 高温 は 必要 なく 害虫避け と 加温 から も 5月 中旬 まで に
   寒冷紗 で 覆い 直播 すれば 空気 も 水 も 入る ので 収穫 まで 一切 空けづ に 済む が
   収穫期 には 梅雨 と 重なり ハエ や ナメクジ が 侵入 し 葉 が 食われ 始める ので 此処 から は
   管理 が 必要 となり 最大収穫期 に 取り切れなく なる ので その前 から 計画的 に 間引き 収穫
    露地 への 直撒き は 最盛期 に 込み合う ので 計画的 に 収穫 し 間引く
    5月 中旬 まで に 種蒔き する と 6月 中旬 には 最盛期 小松菜 ・ 葉レタス ・ 水菜 とも 30cm となり
     収穫 し 切れず 大きな 良い モノ が どんどん 害虫 に 食べられ 殆ど が 処分 となり 15cm 程
      から 採り始め もう 少し と 想う 頃 から は 頻度 を 上げると 無駄 なく 沢山 収穫 出来る
  春菊 は 害虫 も 付かない よう で 寒冷紗 で 覆わず 直播 で 収穫 には 少し 時間 が 掛かる
  トマト キューリ ピーマン ナス 等 の 市販苗 は 5月 の 中旬 まで に 植え付け 根元に 黒マルチ
   を した 方 が 地温 が 上がり 良い が 自分 では 水やり 等 に 心配 が 有り やらない 場合 が 多い

 元肥 と 追肥 根 に 触れない よう に 施肥
    元肥 は 直下 1 cm 以上 ( 10 cm とも ) に 施し - 追肥 は 最初 の 実 が 成る 頃 ( 1ヶ月後 頃 )
    根 に 触れない 場所 へ 円形 の よう に 施し それから は 1ヶ月毎 少しづつ 行う と 良い
     肥料 は 多過ぎる と 草丈 が 伸び過ぎ て 実付き が 悪く なり 根 に 触れる と 肥料焼け 等
     障害 が 出る ので 根 から 離して 少し づつ 毎月 施肥 する と 良い

 水やり 初期生育 ( 苗 は 植え付け後 1ヶ月 位 まで で 種子 は 播種 から ) 毎日 の 水やり が 良い
    ようだ が ジャブジャブ と 多過ぎる と 根腐れ や 土 の 固まり過ぎ ・ 種子 の 埋没 ・ 種子 の 腐れ も
    駄目 / 弱い 苗 や 種 は 何 を して も 駄目 なのかも 知れず 成否 の 因果関係 が つかめず 難しい

 仕立て方 / 姿   伸ばす 枝数 1 本 〜 複数   整枝
     脇芽欠き 主茎 と 葉 の 間 から 出て来る 芽 の 処理 は 計画的 に
      植え付け後 10日 程 から 始め 後 は 見つけ 次第 小さい 内 に 取った 方 が 良い が 6月 中旬
    まで の 早い 段階 で 脇芽 から 苗 を 作る 場合 は 30 cm 以上 に 大きく して から 摘んでも 良い
   希望 する 甘さ や 収穫量 ・ 早く遅れない収穫時期 等 に 照らし 最適 な 枝数 を 決める のには
    通常 の 着果段数 を 知る 必要 が 有り 2011年 の 自分 の 実績 から 検討 して いくと ・・・

  ト マ ト 通常 の 着果段数 は 5 段 程 で それ 以上 は オマケ と 考えた 方 が 良い
    極甘ミニトマト の ピッコラカナリア は 1本 で 仕立て 他より も 断然 早く 伸び 180 cm で 摘芯
     8 段 着果 しダブル も 有った が - 他品種 は 複数枝数 も 含め 5段 程 まで と かなり 違う
 
    自分 の 考え から
     甘さ を 狙った フルーツ系 の ミニトマト や 中玉 そして 普通 の 大玉 は 1 〜 2本 仕立て
      1本仕立て だと 葉 も 少なく スカスカ で 着果段数 を 確保 出来ない 種類 は 考え物 だ
     甘さ を 意識 し 過ぎない 普通 の ミニトマト は 3本 位 が 適当 と 思われる
      仕立て の 数 を 増やす と 間隔 も 多く 取らなければ ならず 多すぎる 枝 では 実 も 小さく なり
       熟す のも 遅く 実 への 採光 や 風通し が 悪い 為 病気 の 元 にも なる と 言われる
      第1花 が 付いた 主茎 が 基本 の 1本立ち と なり その 下 の 芽 は 強く 枝 を 増やせる
 
    ネット で 見る 栽培法 あれこれ
      1本仕立て 脇芽 を 全て 欠き / 摘んで 主枝 1本 で 最後 まで   主流 ?
       極甘 を 謳う 品種 では 販社 から 指示 され ており 一般的 にも 多く の 賛同 が ある
      2 〜 3 本 ・ 4本 の 複数本 仕立て 中間的 な 数 で 実施者 も まずまず いる
       2本立ち 以上 は 第 1 花 の 下 の 脇芽 2本 程 は 強い ので それ を 伸ばす らしい が
       何時 の 間 にか 伸びてしまった 太い 茎 を 加え それ で 複数 として も 良いらしい
      放任栽培 一切 芽欠き せず 植えた まま で 何本 枝 を 出して も 良い と 言う 意見 も 有る が
       おおざっぱ な 意見 で 極少数 - ミニトマト は 特 に 強健 と 言う 事 が 挙げられて いる が
        5 本 以上 では 込み過ぎて 収穫 も し辛く どうかな と 想う   収穫 にも 適当 な 本数
 
   一番花 を 結実 させると 成癖 が 付き 豊作 に なる と 言われ 水 を 好む が 収穫前 2 週間 は
    水 を 断つ 方 が 甘くなる と 言う - 強健 な イメージ と 違い 自然 に 着果 し 難い 性質 が 有り
     開花後 の 雨 や 上 から の 散水 には 気 を 遣わなければ ならず ビニール を 傘状 に 被せたり
      ネット でも 聞かれる トマトトーン 等 の ホルモン剤 が 家庭菜園 でも 使用 されている よう だが
     ホルモン剤 は 有機農法 には 使用 出来ない ので 注意 が 必要 です
     一般 の 家庭菜園 は より 安全 な 野菜 を 創る 事 が 第一目的 では 無い でしょうか

  キ ュ ー リ 株元 から 5 〜 7 節 まで の 脇芽 や 実 ・ 葉 を 除去
   そこまで に 実 が 付いて いても 成長 せず 摘芯 / 芯止め 後 は 以下 の 摘芯 を 参照
   沢山の 水分 を 必要 とするので 敷きわら をし 潅水 を 順次 行う と される

  ピ − マ ン 第1花 = 1番花 = 最初 の 花 が 咲いたら それより 下 の 脇芽 を 全て 取り 葉 も
   風通 し を 良くする 為少し 取って 整理 し 最初 の 花 の 上 で 分岐 ( 3本 等 ) する 主茎 を 伸ばす

  ナ ス 1番花 は 草勢 が 落ちる 為 直ぐ 取る か 若い内 に 収穫
   第1花 が 咲いたら その 下 から 出る 2本 の 芽 を 伸ばし 他 は 全部 摘み取り 3 本 仕立て とする
    主枝 に 第1花 が 咲いたら その 上下 の 枝 を 残し 全て 芽欠き し 3 本 立て と する 場合 も 有る
    2番花 の 下 の 芽 も 伸ばし 4本 仕立て とする 場合 も 有る
   8月 の 収穫後 一枝 に 2 〜 3 枚 の 葉 を 残し 切り詰める と 秋ナス が 生育
     第1花 が 付いた 主茎 が 基本 の 1本立ち と なり その 上下 の 芽 は 強く 枝 を 増やせる

 葉 の 整理 病変 や 込み合った 葉 は 随時 取り 健全 で 実 への 日当たり も 良好 に
    茎 や 葉 の 数 が 多い と 栄養 の 分散 や 風通し が 悪く 病気 の 原因 になり 光 も 入り難く
     実 の 熟し が 遅くなる 等 弊害 が 多い - 下 の 葉 は 雨 や 散水 での 土壌病原菌 の 飛散 も

 摘芯
  トマト 180 cm 程度 の 棒上部 で 主茎 を 切る ( そこまで の 実 を 早く 熟させる ほう が 有効 で
     高く / 長く しても 少し 実 は 増える が 効率 良く ない らしい )
  キューリ 180 cm 程 の 棒上部 で 主茎 を 切り 他 から 出て来る 脇芽 で 収穫 を 続ける
     キューリ の 脇芽 は 5節 で 摘芯 とも 言われる が 違う 意見 も あり 取り合えず 放任 で
  ゴーヤ 茎 を 2回 摘芯 して 出て来た 孫づる に 雌花 が 付き易い為 - 下 から 6枚目 位 の 葉
     を 残し 摘芯 し その 下 から 出て来る 子づる ( 2本 位 ) は 8枚目 位 で 摘芯 し 孫づる と する
      葉 の 根元 から 出て来る 芽 が 腐る のを 防ぐ 為 残す 葉 の 上部 3 cm 位 で 摘芯
  モロヘイヤ 50 cm 程 で 摘芯 し 脇芽 を 20 cm 程 に 成長 させ 茎 より 2枚 の 葉 を 残し 収穫
     伸び過ぎても 収穫 しない と 全体 が 硬化 する ので 食べなくても 取る 必要 が 有る

 他野菜総体
  じ ゃ が い も 5月 の 植え付け から 6 〜 7 月 の 収穫後 別 の 野菜 に 土地 を 活用
   成長 が 早く  茎 も 多く  発芽 が 揃い  巨大化 も 少なく  強 い 苗 を 作る
    種芋 は 50 g 前後   直径 3 cm 位 の 小さい 芋 か 切り分けた 芋 の 一部
    種芋 は 浴光育芽 ( 気温 10 〜 20度 の 戸外 で 直射日光 を 一ヶ月 当てる ) する
    植え土 は 水 が 浸らない 位 の 3 cm 位 の 低い 畝 で 幅 は 60 〜 70 cm - 間隔 は 30 cm
    植付け は 多い と 土 から 出にくい ので 3 〜 5 cm の 土 を 何回 かに 分けて かける
    発芽後 茎高 10 cm 位 で 一つの 種芋 から 4本 の 茎 を 残し 抜き取り 最初 の 土寄せ
     で 仮培土 と し 30 cm 程 に 成長 したら 2回目 の 土寄せ で 本培土 とし 葉 が 枯れたら 収穫
 
      種芋 から 伸ばした 3 〜 4本 の 芽 から 太い 芽 を 本培土 まで に 2本 に 間引き 種芋 から
      2本 の 茎 を 伸ばす 方法 が 推奨 される が 出来る 芋 は 大きい が 数 が 少なく
      限られた 面積 の 家庭菜園 では 数 も 重要 で 実用的 では 無い ような 気 が する
       1本 等 数 を 少なく して あまり 大きな 芋 を 作る と 中 が 空洞化 する

  ゴーヤ 凸部 を カット して 根 が 出る まで 種 が 半分 出る 位 の 腰水 に 浸す

  モロヘイヤ 夏 の 暑さ に 強く 縦横 1m にも 及ぶ と 言う

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