日    本    列    島


 火山大国  地震列島  140 もの 火山 と 世界 の 10 % 以上 の 地震 が 集中
  地球 は 10 数 枚 ( 分類説 が 多く 曖昧 ) の プレート で 覆われ それぞれ の プレート は
   地殻 が 裂けて 直接 マントル が 噴出 する 海嶺 で 造られ  マントル対流 で 移動 し
   行先 の 他 の プレート との 衝突 では 海溝 や トラフ で 密度 の 高い 海洋プレート
    が 自ら の 重さ で 大陸プレート の 下 に 沈み込み 消滅 する のが 普通 です ・・・
    そんな 中   日本列島 は その内 4 枚 の プレート が 衝突 する 複雑 な 地形 
     海洋プレート が 大陸プレート に 沈み込む のに 引きずられて 大陸プレート も 潜り込み
   地震 では それ が 跳ね返って 戻る時 海溝型 の 地震 が 起こり   プレート同士 の
    衝突エネルギー は 双方 に 圧縮 等 の 歪 を 生み  それが 断層 となり  ずれ動く と
     陸 ならば 内陸直下型地震  ・  海洋 の プレート内 ならば プレート内地震 と なります
   火山 は 地下 で 作られた マグマ が 地上 に 上昇 し 溶岩 と して 噴出 します が
    マグマ の 生成条件 は 固体 の マントル が 上昇 する 事 で 温度 や 気圧 が 減り
     液状化 して 出来る 場合 と  ・  日本列島 の よう に プレート境界 から プレート が
      沈み込んで 高温高圧 ( 地下 100 km 前後 ) になり + 岩石 を 融かす プレート に
      含まれる 水 が 加わって マグマ が 生成 される 場合 は  その 深度 に 達した
       上方 の 陸上 に 殆ど の 火山帯 の 火山列 / - - 火山フロント が 生まれます
     日本列島 は プレ−ト境界 の 為 マントル の 熱溶解 による マグマ の 生成 も 盛ん

   例外  海嶺 や 地球 の 一部 の 深部 にある ホット・スポット から マントル が 直接上昇
    海嶺 も ホットス・ポット も 前述 の 通り どちら も マグマ から 溶岩 へと 液化 して 噴出

  下図 ・・・ 日本列島 を 取り囲む 各プレート と プレート同士 の 衝突 に よる 沈み込み方向
   そして 日本列島 を 形作ってきた 色々 な 構造線 に 大地震 の 震源 も 重ねて みる 時
    地震  火山 も プレート境界 と 構造線 に 関連 してる 事 が 確認 できます
 
     各プレート に プレート境界 と 構造線     震度 7 の 震源地 と 火山フロント も 重ねる
 
  

  要 所   列島中央 の  諏訪湖 と  富士山   に   大都市  東京  と  大阪
 
 東北日本 が 乗る 北米プレート  西南日本 が 乗る ユーラシアプレート   ― プレート境界
  日本付近 の 分割説 北米プレート から は オホーツクプレート ・ ユーラシアプレート から は アムールプレート

 プレ−ト  の  沈み込み部  日本列島 に 沿った 太平洋 に  深い 海溝 と 浅い トラフ
  太平洋プレート の ような 海洋プレート は 北米プレート の ような 大陸プレート に 自重 で 沈み込んで いく が
   海洋プレート 同士 や 大陸プレート 同士 だと 押し合って 衝突部 が 圧縮 したり 偶発的 に どちらか が ・・・
  1 千島海溝  9550 m  千島列島 〜 北海道東方沖 〜 青森
  2 日本海溝  8020 m  青森 〜 東北沿岸 〜 関東
  3 伊豆小笠原海溝  9780 m  日本近海 では 日本海溝 や 相模トラフ と 接し  南 は マリアナ海溝 へ
  4 マリアナ海溝   世界最深 10911 m   グアム島近海
  5 相模トラフ  1600 m  伊豆半島 東部 神奈川県 小田原 沖
  6 駿河トラフ  2500 m  伊豆半島 西部 静岡県 沼津 沖
      相模湾 や 駿河湾 は 数少ない  湾 で 水深 1000m 以上 の  海底  から トラフ へ 急落
  7 南海トラフ  4800 m  高知県 室戸岬 沖
  8 琉球海溝   7507 m  鹿児島県 沖 〜 沖縄 〜 台湾
  9 日本海東縁変動帯 日本海盆 3500 m  -  E 1983年 の 日本海中部地震 で 確認 された 境界
     日本海東縁新生プレート境界説 ユーラシアプレート と 北米プレート の 衝突地点 で 歪 が 溜まる 地域
      だが  まだ 余り 沈み込んでおらず 海底 にも 表れて いない が 数百万年 後 には 表れる と 思われる
  9 から 北  大西洋中央海嶺   1 より 北  東太平洋海嶺 
 
 大陸プレ−ト 同士  の  押し合い部   B 糸魚川 - 静岡 構造線
  日本列島 中央部 の 陸上 で 北米プレート と ユーラシアプレート が 衝突 し 押し合って 圧縮 している

   A 中央構造線    D 新発田 - 小出 構造線    E 柏崎 - 千葉 構造線
  ・ ・ ・ F 棚倉構造線   ・ ・ ・ C 新潟 - 神戸 歪集中帯 / 新潟 - 神戸 構造帯

 北米プレート と ユーラシアプレート の 境界 は 元来  B 糸魚川 - 静岡 構造線 と され
  1990年 に 国土地理院 が 指摘 し 2000年 に GPS測量 で 確認 された 事象 では
   糸魚川静岡構造線 は 歪 が 無く 新潟神戸歪集中帯 で 年 2cm の 移動圧縮 を 確認
   この点 から 境界 が  C 新潟 - 神戸 構造帯  かも 知れない とも 考えられました が
    現在 でも 境界 は  従来通り  糸魚川 - 静岡 構造線  との 説 が 有力 です
   1964年 新潟地震 ⇒ 1995年 阪神淡路大震災 ⇒ 2005年 新潟県中越地震 を 見ると
    新潟神戸歪集中帯 / 新潟神戸構造帯 も 疑われます が   ここ で 地震 が 多い のは
    活断層 も 多く 構造線 からの 派生断層 や 歪 の 伝播 も 考えられる ので しょうか

 フォッサマグナ 日本列島 中央部 を 地質構造上 で 東西 に 分ける 大断層 で 西側 は
  北米・プレ−ト と ユ−ラシア・プレ−ト が 押し合う プレ−ト境界  B 糸魚川 - 静岡 構造線
   東西 の 衝突 により 日本アルプス を 形成 し 割れ目 が 出来て マグマ が 上昇 し
    南北 の 火山列 に 始まり   北アルプス 〜 南アルプス 〜 富士山 等 を 形成
   東側 は D 新発田 - 小出 構造線  E 柏崎 - 千葉 構造線 で その間 の 地域 は
    帯状 に 陥没 し 底 の 中央 に 大地溝帯 形成 し 新生代 の 地層 が 堆積
    南北 の 火山列 同様 に 八ヶ岳 〜 御嶽山 〜 浅間山   - - 火山フロント
   フォッサマグナ を 境 に 東北日本  西南日本 に 分けられます
   成 因 日本列島形成 の 初期 に くの字 に 分裂 して 大陸 から 分離 された 為
    その部分 が 海 と なって 現在地 まで 移動 した が 伊豆半島 の 衝突時 に 2 つ が
     圧縮 され それまで 堆積 していた 土壌 が 隆起 して 繋がった 事 で この 地域 と
     左右 では 地質 が 違うのです   最下段 日本列島誕生 にも 詳細
    ドイツ の ナウマン博士 が 日本全土 1万キロ を 調査 し 1885年 ( 明治18年 ) 発見 し
     大きな溝 を 意味 する 『 Fossa Magna 』 と 命名 し  現代地質学 も 教授 しました
 
    A 中央構造線 に よって 西南日本 は 上 が 西南日本内帯 ・ 下 が 西南日本外帯

 巨大地震 の 震源   @ 関東大震災 1923 / 大正 12年  E 日本海中部地震 1983 / 昭和 58年
  A 阪神淡路大震災 1995 / 平成 7年  B 新潟中越地震 2004 / 平成 16年
  C 東日本大震災 2011 / 平成 23年  D 熊本地震 2016 / 平成 28年
   @ は 震度 7 相当  ・  A から D は 震度 7  ・  E は 新生プレート境界 や 新潟神戸歪集中帯 を 確定
    近年 大地震 の 発生間隔 が 短く なっている 気 が する のが 心配 です ・・・


 日本列島 の 誕生  日本列島 は 現在 も 成長中 で 2500 万年 前 ユ−ラシア大陸 縁 の
  付 加 体 として 誕生 し - 付加体 では プレート の 沈み込み時 は 容積 の 大きな
   火山島 等 は 潜り込めず 海溝付近 に 溜まり 他 の サンゴ礁 の 残骸 等 と 共 に
   大陸 から の 土砂 が 混ざり 堆積 して 島弧火山帯 を 形成 しました
  2300 万年 前 には 縦横無数 の 地溝帯 で 形成 された 火山 の 陥没 に よる
   カルデラ が 多数 でき始め 同時 に バイカル湖 から 南東 に 続く 拡大軸 は ヒマラヤ
   を 造った インド の 衝突エネルギ− で 蓄積 される 南北 への 歪 は 東西 へも 分散
    2000 万年 前 歪 を 蓄え始めた ユーラシア大陸 でも 付加体 で 大陸移動 を 始め
    開裂 で 日本列島 は アジア大陸 の 南縁 から 分離 しながら 南下 し
     西南日本 は 時計回り に ・ 東北日本 は 反時計回り に 各 40 度 程 向き を 変え
     日本列島 が 現在 の 位置 まで 移動した 1500 万年 前 アジア大陸 と 日本列島間
      が 窪み 海水 が 流入 して 日本海 が 誕生 する が 西南日本 は 陸 なのに 対し
      東北日本 は 小島 が 連なった 海 で その後 プレート の 東西 から の 圧縮 で
       東北日本 は 隆起 して 陸上 と なった が フォッサマグナ地域 は まだ 浅瀬 で
       その後 の 堆積物 や 火山噴出物 に 加え 東北日本 と 同様 に プレート に よる
        東 から の 圧縮 に フィリピン海プレート に 乗った 伊豆半島 も 衝突 し 隆起
        この 時点 で 日本列島 は 全て 陸 と なった が フォッサマグナ地域 は 堆積物
         も 多く 東西日本 より 軟らかい 地形 の ため 前述 の 色々 な 方面 から の
         圧縮 で 糸魚川静岡構造線 より 西 や 伊豆半島 上方 に 高山帯 が 形成
      日本海 誕生 の 前後 には 200 万年 前 日本海 の 拡大 は 縮小 に 転じ
       日本列島上 の 火山群 が 現在 の 30 倍 にも 急増 し 列島形成 が 加速
        1 万年 前 の 気温上昇 から 6000 年 前 海面 の 100 m 上昇 / 縄文海進
        により 大陸 から 完全 に 分離 され 太平洋岸 は 水深 200 m の 大陸棚 から
         6000 m 以上 へ 急沈降 する 激しい 地形 と なりました ・・・
 
     海底 でも 大規模 な 火山活動 が 続き 大量 に 放出 された 火山岩 や 凝灰岩 が
     海水 と 反応 し 熱水変化 を 誘発 し 更に 大量 の 緑泥石 / グリ−ンタフ が 生成
      列島周辺 では この 同じ 地質帯 である グリ−ンタフ が 広範囲 に 分布 しています

   諸説 @ 有力視 される 上記 の 説 : 日本列島 は 直線状 から く の 字 に 折れ曲がった
    A 日本列島 と なる 付加体 は アジア大陸 から 直線状 で 離れた 後  西南日本 は
     時計回り に  東北日本 は 反時計回り に  各 40 度 程 回転 して 現在 の 形 へ
    B 日本列島 は 元々 アジア大陸 の 近く に 島状 の 陸 が 縦 に 点在 し 回転
    C 海底 で 移動 した 日本列島 は 800 万年 前 列島付近 の プレ−ト境界 への
     太平洋プレ−ト の 沈み込み で 海上 に 持ち上げられ 隆起 し 日本海 も 出来た
    D 伊豆半島 の 衝突 で 日本列島 は くの字 に 曲がった

 日本列島 には 未確認 の 断層 が 沢山 ある と 推定 され 未発見 の プレ−ト や
  プレ−ト境界 の 存在 から   フィリピン海プレ−ト の 生成場所 と 謎   は 今だ 多く
  糸魚川- 静岡 構造線 の 西側 に 聳える 中部山岳地帯 は 日本列島 で 最 も 激しい
   造山運動 により 生成 され 穂高岳 や 槍ヶ岳 等 で 有名 な 北アルプス  南アルプス
    中央アルプス 等 は 100 万年 以上 前 に 誕生 した とても 古い 山 で 現在 では
    崩壊 して きて おり  沖縄トラフ は 現在 も 拡大中  で  伊豆半島 も 年 数 cm
    です が 北上 を 続け 数十億年 後 には ハワイ も 日本列島 に 衝突 する 計算 です

 災害想定 へ   宇 宙 へ 戻る   環 境 へ 戻る   TOP 環境科学館 へ 戻る