台             風
   突 風 ☆ 気 象   データ・ベース 昭和 と 世界 ・ 平成〜

 海水温 の 上昇 = エルニ−ニョ現象等 + 空気中 の 水蒸気量 が 台風等 の 発生数 を 左右 

 地球 は 太陽 から 可視光線 と 赤外線 半々 で 構成される エネルギ− を 絶えず 受けて いますが
 エネルギ−量 は 高緯度 で 少なく 低緯度 で 多くなり 熱量 に 差 が 生まれる為 気温 も 高緯度
 の 北では 寒く 低緯度 の 南では 暑くなり その差 が 自然 に 気流 を 生んでいます

 南太平洋上 赤道 10度 付近 の 海域 = 熱帯収束帯 では 北半球 の 北東貿易風 と 南半球 の
 南東貿易風 がぶつかり 雲 が 出来易い 環境 にあり 更に 海水 が 蒸発 し易い 27度 以上 
 (エネルギ−供給) の 海水温 の 高い海域にも 重なり 島 の 無い 広い 海域で 海水 が 蒸発 して
 上昇気流 が 生まれ
積乱雲 ( 入道雲 ) が 出来 それが 幾つか 集まり 雲クラスタ− となり 渦 を
 巻き始め 更には 中心 の 気圧 が 下がり 一部 が
熱帯低気圧 となり 熱帯暴風雨 から 更に 大きく 
 なれば
台風 となり 地球 の 自転 により 北へ 移動し 更に 中緯度 で 偏西風 に 流されて 東=右 へ
 移動 し 高緯度 の ジェット気流 に 乗り 加速して 北西 へ 消失しますが 進行方向 に
高気圧
 有れば 通過 できず その 周り に 沿って 移動し
偏西風 が 弱ければ 東風 で 西へ 向かいます

 日本 の 場合 ・・・ 通常 アメリカ西岸 に 有る 太平洋高気圧 は 春 から 西へ 張り出し始め (拡大) 
 日本上空まで拡がり 日本を覆っている間(7月〜8月)は接近出来ません 
 8月は発生数一位ですが 日本 は
太平洋高気圧 に 覆われる偏西風 が 弱い 為
 接近 出来ません = 6月 は 太平洋高気圧 が 日本列島沖 まで 張り出してくる為 接近 
 7〜8月 は 中国大陸 へ ・ 9月 は 太平洋高気圧 が 後退 し始めるので 接近 
 台風が高緯度の寒気と混ざり温帯低気圧に変わると広範囲で強風が発生する場合があります

 エネルギ−源 = 激しい上昇気流 : 水蒸気 の 凝結 = 雲 になる時 の  放出エネルギ−
 普通 の 台風 で 原爆1000個分相当 にも 達するが エネルギ−供給断 や 陸地 との 摩擦 ・
 高緯度での寒気 により 消耗 ⇒ 消失 (普通 の 低気圧 化) します 

 ● 北半球   アジア   :
西部太平洋 ( 東経180度以西 ) = 台風 : Typhoon    
          アメリカ  :
大西洋東部太平洋 ( 東経180度以東 ) = ハリケ−ン : Hurricane 
 ● 南半球   インド 〜 オ−ストラリア 〜 オセアニア :
インド洋 = サイクロン : Cyclone : 旋風
      上記 全て 国際標準 で トロピカルスト−ム Tropical storm に 分類 されています
   ◎ 北半球 では 左巻き ⇔ 南半球 では 右巻き 

      強さ ・・・ 風速 台     風   大きさ ・・・ 風速 15 m の 範囲
強 い 33 m 〜 44 m 日本独自 規格
17.2m 以上

⇔ 基  準 ⇔
   
非 常 に 強 い 44 m 〜 54 m 大 型 500 Km 〜 800 Km
猛 烈 な 54 m 以上 超 大 型 800 Km 以上

 国際スケ−ル ( シンプソン・スケ−ル) 使用 ⇔ 各レベル は 風速 で クラス分け   × 気圧
                    ハリケ−ン ・ サイクロン ・ タイフ−ン 他 共通 
  カテゴリ− 1 = 
32.7m 〜 42m  カテゴリ− 2 = 43m 〜 49m  カテゴリ− 3 = 50m 〜 58m 
  カテゴリ− 4 = 59m 〜 69m    カテゴリ− 5 = 70m 以上 ( Catastrophic = 破滅的 ) 
    カテゴリ− 3 以上 を
メジャ−ハリケ−ン Major Hurricane ⇒ 20世紀 に 199個 発生 
    カテゴリ− 5 = 20世紀 で 23個 発生   

  ※ ハリケ−ン・サイクロン 等 強大 な イメ−ジ ですが 縮尺換算 すれは 台風 も 威力同等以上 です

   風速 = 日本 の 秒速 m/s と 他 の ノット 計測 の 換算 では 2.8倍 台風 が 強力 ですが
    アメリカ は 日本 に 比べ 災害 に 弱いのが 強さ の イメ−ジ の 違い に なっているようです 

     
監視網 ・・・ アメリカ = NOAA 米海洋大気局 ・・・ 日本 = 気象庁 ・・・ 観測網 

  ◎ 竜巻 Tornade も 上昇気流 の 急激 な 集中 が 原因 
  ◎ 雷 は 大気 の 急 な 温度差 が 原因 

  ◎
大 雨 は 台風 に 伴う 事 も 多く 【 低気圧 】 や 【 前線 】 が 引き起こしますが ・・・ 現代 では
   台風 同等以上 の 威力 にまで 異常 巨大化 し 降雨地域 を 変化させ 災害 を 増加 させています 
 
 
低 気 圧  温帯低気圧 ⇔ 熱帯低気圧 上昇気流 吹き上がり ⇒ 断熱膨張 ⇒ 低温 ⇒ 雨 
    低 ⇔ 高 ・・・ 周り と 比較 して 気圧 の 違う 場所 ・・・ 空気 の 重さ 
 
高 気 圧  シベリア高気圧 や 小笠原高気圧 下降気流 吹き降ろし ⇒ 断熱収縮 ⇒ 高温 ⇒ 晴れ 
     
 
前 線    大陸高気圧 ( 寒気 ) と 太平洋高気圧 ( 暖気 ) の 間 に 出来る 境界 ( 転移層 ) 
      温度差 や 風向 ・・・等 色々 な 要因 が 重なり 非常 に 不安定 な 空間 に なり
      前線 の 北側 ( 上 = 寒気側 = 大陸高気圧側 ) が 雨 になり 停滞 しやすい のです 

    温暖前線 ⇒ 暖気 が 寒気 を 駆け上がる = ぐずつく 
    寒冷前線 ⇒ 寒気 が 暖気 の 下 に 潜り込む = 大雨 ・ 強風 ・ 突風 
    梅雨前線 ⇔ 秋雨前線 = 度々 台風 に 刺激 され 大災害 に 見舞われる 

 台風破壊 への 試み ・・・ 台風 の 目 に 原爆投下 ・ ドライアイス投下   以前考案 ⇔ 無理 

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