ウ    イ    ル    ス
 
             21 世紀 の 今なお 謎 で 未知 の ???
 
   著名 ウイルス   非細胞性生物  生物    非生物   遺伝子研究史
 
細胞侵入機構  宿主 / 宿主細胞 への 侵入 と 増殖 の メカニズム
 受動的 自ら 生命維持 の 意思 も 無さそうで 実 は 周到 に 仕組まれた 計画 か ⇔ 能動的
  ウイルス に 感染 された 細胞 は 無感知 ・ 感染 されない 細胞 は 感知 して 攻撃
 
 1 吸 着  種特異性  組織特異性  感染 出来る 宿主 と 感染 出来る 部位 が 限られる
     宿主細胞表面 で 細胞内外 の 情報伝達 / 接触 ・ 結合 〜 刺激 ・ 反応 〜 異物識別
      等 を 担う 受容体 / レセプター と ウイルス表面 に ある スパイク の 型 が 一致
       すれば 侵入可能 ウイルス表面 にある スパイク の 型 に 合った 受容体 にだけ 取り付ける
     エイズ の ヒト免疫不全ウイルス は 人間 の ヘルパーT細胞 表面 にある C D 4 分子 に 結合
 
 2 侵 入  自分 から 細胞 へ 侵入 せず 取り込まれる 形 だが - 免疫抑制 を 行う 者 も
    @ 細胞 が 元来 持つ エンドサイト−シス機構 で 小胞 として 細胞 に 取り込まれる
    A エンベローブ が 宿主細胞 の 細胞膜 と 膜融合   細胞融合
        宿主細胞内 で カプシド を 分解酵素 で 溶かし 脱殻 して 核酸 を 放出
         宿主細胞 の リボソーム が 持つ 蛋白分解酵素 や 自ら の 分解酵素 を 利用
    B 宿主細胞 へ 管 を 差込む と 宿主細胞 が 自ら ウイルス核酸 を 吸引
 
 3 増 殖  宿主細胞 で 代謝系 等 の 全機能 を 掌握 し 乗っ取って コントロール
    @ 最初 の 侵入後 の 脱殻 では ウイルス は 1 体 なので 核酸 を 放出 する ため に カプシド が
      消失 する ため ウイルス粒子 が 細胞内 から 消える 形 となり 一時 粒子 は 存在 せず
      感知 されない 暗黒期 と なり ウイルス増殖 が 始まり カプシド を 持った 完全 な 子孫ウイルス
      が 形成 され 始める と 再び 感知 されるが 増殖 に 要する 歳月 から 潜伏期間 は 発症 しない
         風邪 や インフルエンザ は 2 〜 3日 - 多く は 1ヶ月 以内 - エイズ は 10年
    A 遺伝子 の 複製  各種 タンパク質 の 合成 には RNAポリメラ−ゼ という 酵素 を 使い
      遺伝子 を RNA に 転写 する 事 から 始まり ます が 宿主 の 酵素 だけ では 足りず
      ウイルス独自 の 酵素 を 合成 し 逆転写酵素 を 持つ RNAウイルス は 宿主 の DNA に
      自分 の 遺伝子 を 組み込み 宿主 の DNA複製機構 も 利用 して どんどん 複製 します
    B 沢山 複製 された 遺伝子 や タンパク質 が 細胞内 で 一つ に 集まり それぞれの
      遺伝子 や タンパク質 を 包含 し カプシド を 再構築 していきます
      栄養 となる タンパク質 は アミノ酸 が ペプチド結合 して 合成 されており 栄養 を 吸収
      する為 に プロテア−ゼ という 酵素 で 結合 を 解く = 加水分解 して 摂取 していきます
 
 4 侵 食  宿主細胞 を 破壊 して 他 の 細胞 へ 転移 し 何れ 生体 から 離脱
    脱殻 し ウイルス核酸 が 投入 されれ ば 宿主細胞 は 自ら の 核酸 の 見分け が つかなく なり
    ウイルス核酸 の 命ずる まま に 際限 無く ウイルス蛋白 や ウイルス核酸 の 複製 に かかり 細胞 は
    正常 な 活動 が 出来なく なり 衰弱 する と 共 に 細胞内 は ウイルス で 充満 し 増え過ぎた
    ウイルス で 細胞 も 細胞膜 も 損傷 し 細胞死 へと 向かい - ウイルス は 細胞外 へ 放出
 
    脱殻 して しまえば 宿主細胞内 で ウイルス が 遺伝子 の 突然変異 を 起こしても ウイルス本体 は
     タンパク質 を 持たない ため 変異体 として 宿主細胞 から 排除 される 事 もなく 増殖 していきます

宿 主  キャリア 自然宿主 中間宿主  終末宿主
  宿主 が 死ねば 寄生生物 も 死ぬ ため 害 を 及ぼさない 共生関係 を 持つ 者 ・ 殺す 者
   巧妙 な 業 を 繰り出す ウイルス も 人類 の 遺伝子 の 1 % を 構成 しています

宿主細胞 の 防御能  ウイルス の 侵入 が 感知 されれば 侵入 を 受けた 細胞 の
  分裂 を 抑止 細胞老化 したり アポトーシス / 細胞死 を 誘導 して 死 に 至らせ
  他 への 感染 を 最小限 に 食い止めよう と するが ウイルス も 対抗手段 で 各作用 を 抑制
   し - 感染 が 解らない 場合 は ウイルス蛋白 の 大量生産 から くる ストレス や 宿主本体
    は 栄養不良 で 死んで いき ウイルス は 様々 に 放出 され 移動

新 種 誕 生  新型 インフルエンザ ・ ウイルス
   人類 の 生存領域 の 拡大 により 既存 の ウイルス に 加え 近年 突如 登場 し 感染 を
   急速 に 広げる 新興感染症 / エマ−ジングウイルス も 登場 し 多大 な 犠牲 を 発生

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