土  壌  改  良  資  材

     法定土壌改良指定資材 - 地力増進法 で 12 種 が 認可
 
    石灰質肥料 や リン酸質肥料 も 効果 が あるが 肥料取締法 で 明記 される ため 除外 される
 
                 化学農法    石灰質肥料    有機農法

 泥炭 / ピート / 草炭 保水 ・ 肥持 ・ 膨軟化 - 寒地 の 河川 や 湖 等 を 背景 とする 湿地 等 で
  比較的 新しく 埋没深度 が表層 に 近い ため 熱 の 影響 を 受け 難かった 事 で コケ や 水草 ・ 草木
   が 腐らず に 堆積 した未分解 の 有機物 で 石炭化 の 遅い 段階 の 亜炭 / あたん 褐炭 / かったん
   に 属する 状態 で水分 が 多い 不完全 な 石炭 が 生成 され 有機物含有率 が 50 % ・ 強酸性 で
   排水性 も 悪い 泥炭湿地 と 呼ばれ 客土 / きゃくど で 土 の 入れ替 え を しなければならない
 
 バーク堆肥 膨軟化 に 樹皮 / バーク を 発酵 - 幹 を 粉砕 し 原料 に 使う 物 も 流通 し 差 が 出る
 
 腐植酸質資材 保水 ・ 膨軟化 ・ 微生物 の 活性 - 石炭 や 亜炭 を 硝酸 や 硫酸 で 分解 し 中和
 
 木炭 / 植物性 の 殻 等 を 含む 透水性 ・ 通気性 ・ 微生物 の 活性 ・ 酸性度 の 中和
  薫炭 / くんたん 籾殻 / もみがら の 炭 通気性 ・ アルカリ性 - 籾殻 を 低温 で 焼き 炭 に 焼成
    籾殻 は 土 に 戻り 難い が 炭 は 1 年 程 で 戻り 浄化 にも 有用 で これ 以上 分解 しない
 
 けいそう土焼成粒 透水性 珪藻土 / けいそうど を 1000 ℃ で 焼成 し セラミック化 した 硬い 多孔質
 
 ゼオライト 肥持 ・ 水持 - 結晶中 に 微細孔 を 持ち 溶岩 に 含まれる 火山ガラス と 水 の 反応 で
  生成 される 沸石 が 天然 の 原料 だが 化学的 にも 生産可能 / 天然ゼオライト ・ 合成ゼオライト
  日本列島 の 根幹 を 成す 火山砕屑岩 である グリーンタフ / 緑色凝灰岩 で アンモニア や 硫化水素
  を 吸着 し イオン交換能 に 優れ 肥持 も 良く イオン交換樹脂 にも 利用
 
 バーミキュライト 肥持 ・ 透水性 ・ 通気性 - 蛭石 を 800 ℃ にも 及ぶ 高温 で 焼成 し 10倍 以上
  に 膨張 させ 多孔質 で 軽く 産地 により 鉱床 に 石綿 / アスベスト を 含む もの も あり 含まれない
  鉱床 の 物 が 流通 する が 日本 では 産地表示 の 義務 は 無く 注意 が 必要
   ph は 中性 に 近く 無菌 で 挿し木 や 播種 ・ 芽だし に 利用 すると 効果
 
 パーライト 保水性 ・ 通気性 - 真珠岩 を 焼成
 
 ベントナイト 漏水防止
 
 VA菌根菌資材 リン酸供給能 の 改善
 
 ポリエチレンイミン系資材 団粒形成 - アクリル酸 と
  メタクリル酸ジメチルアミノエチル の 共重合物 /マグネシウム塩 と ポリエチレンイミン との 複合体
 
 ポリビニルアルコール系資材 団粒形成 - ポリ酢酸ビニル の 一部 を けん化

用 土 栽培 に 使われる 培土 を 土壌改良資材 に 流用   園芸 や 家庭菜園 等 で -
  小規模 な ポット苗 の 培養土 ・ プランター栽培 には 有効 だが 耕地 では 高価 になる 場合 が 多い
 
 赤玉土 肥持 ・ 通気性 - 赤土 を 乾燥 や 高温 で 焼成 し 砕き 粒状 にした
 
 鹿沼土 通気性 - 栃木県 鹿沼市 で 産出 する 火山性 の 軽石
 
 黒土 肥持 ・ 保水性 ・ 有機質 が 豊富 で 肥沃 - 草原 の 植物 が 枯れて 堆積 し 微生物 に 分解
  された 腐植土 で 各地 の 穀倉地帯 で 基盤 となる が 流出 し 易い 自然界 では 1 cm - 300年 とも
 
 赤土 肥持 ・ 保水性 ・ 粘質 - 関東ローム層 に 代表 される 火山灰土
 
 ピートモス 通気性 - コケ や 水草 が 堆積 した 泥炭 を 脱水粉砕
  有機酸 を 含み 酸性 を 示し 石灰 で 中和 された 物 も 流通 し 有機農法 には 注意 が 必要
 
 腐葉土 有機質 ・ 微生物 が 豊富 - ナラ ・ クヌギ ・ ケヤキ 等 雑木 の 落ち葉 を 堆積 し 腐らせる
  市販品 は 雑草 の 種子 や 悪玉微生物 の 混じった 物 も 流通 しており 注意 が 必要 で 難しい

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