有 機 農 法
1 概 論 2 複雑 な 規格 3 有機肥料
近代農業 の 歩み 生命力 が 豊富 で 美味しく 安全 で 優しい 作物 の 摂取 で 健康増進
理論 と 方法 化学農法 に 変わる 農法 と 安全 な 食生活 の 確立 を 目指して いますが
その 方法 は 肥料 や 農薬 に 化学的 な 資材 を 使わない という 共通 の 基本理念 の 元
統一 されず 個々 の 研究試作 に 任され 利用 を 誤れば 逆 に 害 を なす 場合 も 指摘
日本農林規格 JAS の 有機 JAS 規格 で 有機農産物 を 統一 して 調査 や 検査 で 管理
その 範囲 は 天然 に 産する 化学合成 でない 有機物 〜 無機物 を 全て 含む
生育 に 必要 な 要 素 は 全て の 農法 に 共通 の もの と なります
1840 / 天保11年 ドイツ の リービヒ は 植物 は 無機物 で 育つ 事 を 証明 しましたが
有機農法 では 有機物 から 無機物 を 作る 必要 が あり それに 微生物 を 用いるのです
近年 細胞 が 直接 外 から 取り込む エンド・サイトーシス で 微量 ながら 有機物 の 吸収 も 確認
三大要素 / 窒素 ・ リン酸 ・ カリウム + 微量元素 + 有用元素
肥沃度 / ひよくど 高 ⇔ 低 無機養分 の 補充
吸肥力 ・ 養分要求量 土壌微生物 に 対する 依存度 微生物 が 少なければ 良く 育たない
低い = 吸肥力 が 強く 要求量 は 少ない マメ科 や 根菜類
高い = 吸肥力 が 弱く 要求量 が 多い 葉物 微 生 物 相
旬 と 適地適作 気温 に よって 微生物 の 活動度 が 変わり ビタミン や ミネラル の 吸収量 にも 差
1g の 土 に 1億 の 微生物 が 生存 し 酸性 ・ 中性 ・ アルカリ性 の 各土壌 には 各々 異なる
微生物 が 存在 し 入れる 堆肥 に 因っても 変わる / 化学性 の 変化 が 知られて います
有機肥料 有機物 を 積み重ね 微生物 により 完全 に 分解 し 無機化 した 肥料
肥料取締法 に 定める 三大要素 / 成分 の 含有量 を 保証 する 公定規格 に 準拠 する
普通肥料 必須三元素 / 三大要素 が 均一 に 含まれる 肥料 有機質肥料 単 肥
特殊肥料 個々 に 成分 が 一定 でない 肥料 公定規格免除 配合肥料 ・ 複合肥料
家畜糞 / 家畜糞堆肥 ・ 魚カス / 魚粉 ・ 米ヌカ 等 要 発酵 / 乾燥
工場 の 食品残渣 ・ 木 や 刈草 の 植物残渣 ・ 下水汚泥 ・ パルプスラッジ / ヘドロ も 可能
土壌改良 / 土質改良 / 土地改良 土 質 ・ 地力増進法 ・ 土壌改良資材
肥持 ・ 通気性 ・ 水持 を 整える
適度 な 団粒化 土壌粒子 が 小さい と 粒子間 に 隙間 が 無く 肥料 も 水 も 空気 も 蓄えられず -
排水 も 悪く 作物栽培 には 大方 不向き となり 多孔質 の 団粒土 を 形成 する 改善策 が 必要
@ 粗い 物 を すき込む 隙間 が 生まれ 改善 される が 石 は 根 を 傷める ため 不適
A 有機資材 を 大量 に 投入 永い 年月 で 完成 される 理想的 な 土づくり
投入 された 堆肥 や 腐葉土 は 微生物 が 分解 し 栄養源 として 増殖 する と ミミズ は
微生物 を 堆肥 や腐葉土 と 共 に 捕食 し 消化作用 で 生産 された カルシウム を 含む
有機物 と 土 の 混合物が 排泄 され 団粒化 が 行われ 繰り返し 行う 事 で 更 に 促進
中和剤 有機質石灰 投入後 直ぐ に でも 作業出来 使い過ぎ 等 に よる 弊害 も 出難い
化石 石灰質 / 炭酸カルシウム の 殻 を 持つ 貝 や サンゴ の 堆積物
動物由来 で ミネラル も 豊富 ・ ゆっくり とした 効き目
貝殻 や カニ の 甲羅 現在 生息中 の 生物由来 - 貝殻 は 焼いて 使用
卵殻 酸性土壌 の 酸性水 が 卵殻 に 浸み込み 卵殻 を 溶かし アルカリ分 が 溶け出す
乾燥 された 卵殻 は 膜 や 内容物片 等 の 優良 な 動物性タンパク質 に 富み 微量要素 の 補充
にも 効果 が 期待 され - 消石灰 と 違い 卵殻 は 酸性土壌 が 改善 される と 酸性水 が 減り
それ以上 アルカリ分 が 溶け 出さず 必要以上 の アルカリ土壌 に 移行 する 事 も 無く 安全
動物質原料 の ため 食品市場 に 豊富 で 有効 - 標準 1 u に 2 つかみ 程 / 坪 1 kg
草木灰 / そうもくばい 鎌倉時代 より 使われる が アルカリ分 が 強く 土壌 の アルカリ傾倒 に 注意
排水性 ・ 通気性 ・ 水持 ・ 肥持 を 整える ⇒ 基本的 には 化学農法 に 準拠
多孔質組織 卵殻 や 貝殻 ・ 炭 等 は 土 を 固まり 難く し 適度 な 団粒化 にも 貢献
農 薬 化学合成 による 農薬 は 一切 使わない
しっかり した 土作り で 土壌 が 清浄化 すれば 病虫害 は 無くなる とは 言う ものの ・・・
病害 の 発生 を 抑制 有機肥料 を 大量 に 投入 した 土作り で 植物 の 健康 を 維持
病害虫 発生 の 環境 を 作らない ・ 病害 の 持込規制
病虫害 に 罹患 し 難い 植物 の 選定 - 抵抗性品種
化学農薬 に 変わる 手段
有機農薬 木酢液 ・ 竹酢液 - 予防効果 を 期待 し 拡大 すると 効果 は 薄い -
ストチュウ / 酢糖酎 病害虫用葉面散布剤 として 食用醸造酢 + 糖蜜 + 焼酎 を 使用
アブラムシ は 薄めた 牛乳 を 散布 ナメクジ は 皿 に 入れた ビール で 捕獲 ・・・ 等々
平安時代 には 山椒 や 塩 を 利用
退避 寒冷遮 は 防虫 にも 寒さ対策 にも 両用 出きる 優れもの
避害虫 防虫ネット ・ 避寒 ビニール や マルチング 寒さ も 体力 が 落ち 病気 の 元
害虫 の 誘引 フェロモン剤 で 集め 捕獲
多様性 への 依存 共栄植物 植物 を 他 の 植物 で 守る
EM菌 による EM農法 - 水田 での 除草剤 の 代わりに 合鴨農法
マリーゴールド ハッカ ニンニク 等 の 混植
現 状 化学農法 の 未来 を 憂い 永続的農業 を 志す 有志 に 混じり 不届き な 輩 も 出没
どんな 時代 や 場面 にも 楽して 儲けよう とする 輩 は 必ず 登場 する - それが 人間社会 なのです
政府 の 方向性 も 希薄 で 謳い文句 にしか 聞こえず 一部 の 団体 や 個人 の 試行錯誤 に 任される
現状 では 確固 たる 理論 や 方法 も 定まらず - 健康志向 を 追い風 に ただ 収益増 だけ を 考えて
行なう 場合 - 楽 な 近代化学農法 に 慣れた 人間 には 試練 とも なる 労働 に 甘え が 露呈 ・・・
確立 されて いない 分野 で 管理 も 難しく 多肥 や 未完熟堆肥 による 病害虫 の 増加 も 見られ
無農薬 では 無く 低農薬 で 害虫駆除 を 実施 している 場合 も ある 等 保証 が 無い のが 現状
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