有　　　　機　　　　農　　　　法

　　　　　　　　　１　概　論　　　　　２　複雑 な 規格　　　　　３　有機肥料

有機質肥料　　　　　養分補給 / 肥料 効果 を 期待　　　化学肥料 で 言う 単 肥
　　家畜糞 は 必須要素 が 一応 に 含まれており 微粒元素 や ミネラル　等　も 豊富 で
　　　鶏糞 には リン酸 が 特 に 豊富 に 含まれ 牛糞 ・ 豚糞 等 も 利用 され 過去 には
　　　　人糞 も 下肥 / しもごえ として 利用 され 肉食牛馬 の 厩肥 / きゅうひ も 存在 します
　　　骨粉 や 魚カス には リン酸　・　なたね 等 の 油かす には 窒素 が 豊富 です
　　　草木灰 / 植物 の 灰　水溶性 の カリウム が 多く カリ肥料 として 即効性
　　　　鎌倉時代 より 使われる が アルカリ分 が 強く 土壌 の アルカリ化 に 注意　　木 の 方 が 強力
　　　貝殻　ほたて や かき 等 の 養殖貝 の 貝殻 には カドミウム の 蓄積 が 問題化

堆肥 / コンポスト　　　　　　土質改良効果 も 期待　　　　　化学肥料 で 言う 配合肥料
　　　有機物 を 積み重ね 微生物 により 完全 に 分解 し 無機化 した 肥料
　　天然産 の 有機物 は 土質改良剤 として や 微生物環境 の 清浄化 から 促進 も 期待
　　　複数 の 有機質肥料 の 集合体　で　完全分解 ・ 完全熟成 / 完熟 が 基本 です
　　　微生物 の 多様性 で 築かれる 土壌 は 加えられる 化学変化 に 緩やか で 安定　：　微生物 が
　　　土 の 団粒構造 を 形成 し 水はけ も 水持ち も 良くなり 肥持ち が 良く 肥料 の 流出 も 少ない
　　　水持ち が 良すぎる と 水 が 通気性 を 阻害 し 酸欠　・　水はけ が 良すぎる と 水不足 へ
　
　　　有機物 の 急 な 分解 や 未熟 な 堆肥 は 植物 の 生育障害 から 土壌悪化 へと 及び
　　　特 に 家畜糞 は 分解 され 易い 有機物 が 多く 微生物 の 急激 な 分解 で 窒素過多
　　　となり ・ それは 一時 の 生育障害 に 留まらず 連作障害 の 要因 にも なっていきます
　　　微生物 は 炭素 で 増殖　繊維質 は 炭素 を 多く 含み 易分解性 の 稲わら 等 との
　　　併用 で 微生物 は 大量繁殖 し 土壌 は 酸欠 に 加え 窒素 も 取り込まれ 窒素欠乏
　　　難分解性 の おがくず や 生木 等 は タンニン や タール 等 の 有害物質 が 流出
　　　総じて 未熟堆肥 には 雑草種子 や 害虫 の 卵 も 生存 し 感染被害 を 起こします
　
　　　発酵後 の 成分 まで 見極め 数種 の 有機質肥料 を 加え 完全 に 熟成 させ 出来る 限り 生育
　　　障害 が 起こらない 組み合わせ を 考える のが 高品質 と なり ・ 微生物 の 活性化 には 多く の
　　　炭素 が 必要 で 繊維質 の 木 ・ 植物 の 併用 も 得策 で 可能 原料 の 範囲 は 各 法 令 遵守

腐葉土 / 腐植質　　　　植物 だけで 堆肥化 した もの　　　　土質改良効果 も 期待
　　有効成分 が 少なく 穏やか で 軽く 微生物 の 活性化 や 土壌改良 に 最適 です
　　　　腐植質 / 分解 された 植物質 の 形成 は 厩堆肥 の 有用作用 を 最大限 に 発揮

厩肥 きゅうひ / 厩堆肥　　　　　　　　養分補給 / 肥料 効果 を 期待
　　家畜糞尿 由来 の 動物質 の 原料 / 鶏糞 や 牛糞 ・ 豚糞 等 は 養分 を 多く 含み
　　　成分量 の 多い 有機質肥料 を 使うこと で 成分量 の 多い 厩堆肥 を 生むのです
　　　　　鶏糞堆肥　・　牛糞堆肥　・　豚糞堆肥　　　　　　　　　　家畜糞尿　+　植物

ぼかし肥 ぼかしごえ / 有機配合発酵肥料　　　　有機菌体肥料 / バクテリア資材
　　有機質肥料 に 保肥力 の 有る 山土 や もみ殻 を 混ぜて 発酵 させた 肥料
　　　成分 が 肥料効果 の 薄い ・ 薄めた 肥料 / 堆肥 として使用
　　　　発酵 の 熱 で 病原菌 や 雑草 の 種 が 死滅
　　　　　堆肥 の 発酵 を 増加 させる 菌体肥料 + 普通 の 家畜糞 の 堆肥 + 完熟 ＝ 地力 が つく
　　　　　熱 で 発酵 し 易く シート 等 で 覆って 作り 寒い季節 / 環境 の 方 が 雑菌 が 入らず 良い
　　　　　一例　　発酵菌 か 堆肥 + 油カス + 米ヌカ + 骨粉　や　発酵菌 か 堆肥 + 鶏糞 + 米ヌカ

緑 肥　りょくひ　植物 を 生 の まま 土壌 に すき込んだり 混植 したり
　　植物 が 蓄えた 養分 や 微生物 に 分解 された 植物本体 を 肥料分 として 利用
　野草緑肥　自然 に 繁茂 する 野草 を 利用　-　※ 雑草 は 種 の 飛散時期 / 種 を 付ける 期間 を 除く
　　※ 堆肥 ・ 腐葉土 ・ 各種用土　等々 でも 同様 で 雑草 の 種 が 混入 して いれば 雑草 が 繁茂
　栽培緑肥　狭い 国土 で 一年 に 複数回 違う 作物 を 植える 裏作 で 夏 の 主要作物 収穫後 に 播種
　
　マメ科植物 / すき込み に 各種豆類 ・ レンゲソウ　　混植 に クローバー ・ ルピナス ・ ネムの木
　　マメ科 の 根 に 共生 する 根粒菌 が 空気中 の 窒素 を 固定　生物学的窒素固定　ジアゾ栄養生物
　　　レンゲソウ は 近年 まで 水田 の 稲刈り 後 に 植える ゲンゲ畑 として 親しまれ 窒素固定力 が
　　　　非常 に 優れ　-　生きたまま での 水没 から 有機酸 を 生成 させ 休耕田 の 雑草駆除 にも 利用
　イネ科植物 / 各種麦類 ・ アワ ・ ヒエ ・ キビ ・ トウモロコシ　　　タデ科植物　/　ソバ
　キク科植物 / 混植 に マリーゴールド　合成成分 で 線虫対策 にも 有効　-　線虫捕食菌 も 確認
　
　分解性　微生物 や 酸化 による 有機物 の 分解能
　　　植物 の 葉 や 茎　等　デンプン ・ 糖類 ・ タンパク質 は 分解 され 易い
　　　　分解 が 速い 上 に どんどん 投入 する と 過剰 となり 濃度障害 に 留意
　　　樹木 等 の 高等植物　や　腐熟 された 堆肥　等 は 分解 され 難い　-　ゆっくり 長く 効く
　　　　木化 を 行う 難分解性 の 木質素 / リグニン は 木材腐朽菌 だけ が 分解 出来る
　
　病害 の 有無 を 確認　すき込む 有機物 の 病害 は 土壌 へも 伝播 し 土壌 の 病害微生物量 が 増加
　　して 圃場 に 病害 が 蔓延 するため 病害 に 冒された 植物 は 直ぐに 圃場 から 離し 廃棄処分

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